海外グループ会社・拠点で生物多様性保全への活動を推進

三菱電機グループは、生物多様性への配慮は世界共通の課題であると考えています。海外のグループ会社・拠点においても、地域の特性にあわせた様々な活動を展開しています。

活動事例

近年、海外で実施している生物多様性保全活動のうち、代表的な事例を紹介します。

植樹イベントに参加(ブラジル)

植樹イベントに参加(チエテ環境公園)

Mitsubishi Electric do Brasil Comercio e Servicos Ltda.(MEB)、Melco Automotivos do Brasil Ltda.(MEAB)の2社は、ブラジルの豊かな森林を守るため、植樹イベントなどに積極的に参加しています。

マングローブ林の保全に貢献(タイ)

マングローブの植樹活動

三菱電機グループの11社が事業を営むタイの現地社会に貢献すべく、1991年にタイ国三菱電機財団(Mitsubishi Electric Thai Foundation:METF)を立ち上げました。同財団では様々な社会貢献活動に取り組んでおり、その一環として、タイ国内のマングローブ※林の再生を目指す植樹活動を毎年実施しています。熱帯~亜熱帯の水辺に繁茂するマングローブ林は、それ自体が水生動物の生息地となるだけでなく、水質の維持にも欠かせないものです。植樹活動にはタイの全拠点から毎年約500名が参加し、2019年度までに15,000本以上の植樹を行っています。

熱帯~亜熱帯地域において、河口など潮の満ち引きの影響を受ける地域に生育する植物の総称

植樹活動を継続的に実施(中国)

北京市で2019年に実施した植樹イベント

中国にある三菱電機グループの各子会社では、政府機関と連携し、生態系保全に資する取組を随時検討・実施しています。例えば、2008年から10年間にわたり、上海地区で植樹を実施。2019年には北京市雄安新区でも、政府機関と連携して植樹イベントを開催しました。北京市の例では、グループ15社から参加した約110名の従業員とその家族たちが、240本のクスノキを植樹しました。

「三菱電機中国青年環境推進活動」を展開(中国)

野外環境保護活動

三菱電機(中国)有限公司(以下、MEC)は、政府機関である中国国際青年交流センターと連携し、2016年から「三菱電機中国青年環境推進活動」を実施しています。本活動は「環境助成活動」、「環境シンポジウム」、「野外環境保護活動」の3つの取組からなり、このうち「環境助成活動」は中国国内の有望な環境技術や、環境に関する教育その他の事業・プロジェクトを発掘・支援するものです。また、大学生や環境分野の専門家を招いて実施する「環境シンポジウム」には、MECの従業員も加わり、中国の環境改善や企業の環境社会責任について意見を交わしています。「野外環境保護活動」は、野外現場で実際の環境保全活動を体験し、活動の意義や生物多様性の重要性を知る試みです。例年、中国各地から招いた大学生とMECの従業員が参加しています。本活動は日中両国政府の認定のもと、2019年には日中青年促進交流年行事として実施しました。