Factory Automation

三菱電機FAについてThe Road to Automating the World
FAシステム事業 関係者インタビュー

さまざまな視点での開発で、
豊かな暮らしをリードする存在に三菱電機株式会社 福山製作所
配電システム第二部 計器開発チーム 主任
氣比田晃士(きびた あきひと) 2015年入社

2025-12

三菱電機FAシステム事業では、多様な従業員が、それぞれの想い・技術・こだわりを存分に発揮し、共通の旗印である“Automating the World”の実現を目指している。そのリアルな肉声を、世界各国からお届けする『The Road to Automating the World』。今回は、福山製作所で、電力計測ユニットの開発に取り組む氣比田晃士に話を聞いた。

ものづくりの現場に導入される計測器を目指して

── 三菱電機へ入社されたきっかけについてお聞かせいただけますか?

氣比田:将来はものづくりに携わる仕事に就きたいと思い、大学では工学部を専攻しました。実際の就職活動では地元の企業を中心に検討したのですが、三菱電機福山製作所の工場見学をさせてもらったときに製品に使用する小さなバネも自社で製造していることを知り「ここなら、ものづくりの細かいところまで関わることができる」と思ったことがきっかけです。また、三菱電機に就職した大学の先輩が多かったので話を聞かせていただく機会もあり、事業領域の広さやものづくりのスケールの大きさをイメージできたことも決め手になりました。

── 三菱電機でこれまでに携わってきた業務について教えてください。

氣比田:入社以来、一貫して電力計測ユニットの開発に携わっています。現在は、主に省エネ化に向けた製品企画やソフトウエア設計を行っており、既存の用途に加えて、新たな分野のお客様にも採用してもらうための企画・開発に取り組んでいます。

── 新しい分野のお客様とは具体的にどのような分野でしょうか?

氣比田:これは意外と思われるかもしれませんが製造業の製造部門です。三菱電機のFA製品は多くの製造現場に浸透していますが、電力計測ユニットが同様に普及しているかというと、まだそこまでには至っておらず、企業のカーボンニュートラル部門にご利用いただくケースがほとんどです。その背景として、電力計測ユニットはその名の通り電力量を計測するものですので、現場の方には製造工程への直接的な影響を感じていただきづらいという実情があります。当社のFA製品とともに、製造現場にも導入していただけるような現場担当者に選ばれる電力計測ユニットの開発が目標です。

── 開発で心掛けていることはありますか?

氣比田:開発者としての目線だけでなく、さまざまな視点を持つことです。
特に担当製品がなかなか製造現場に受け入れられづらいという現状もあるため、「本当に求められているものは何か」などお客様視点から色々なことを検証して開発に取り組んでいます。

お客様にとって、“なくては困るもの”を

── 視点の広さの重要性を感じた出来事はありますか?

氣比田:製品の機能拡張に携わった際に自分の中では完璧だと思っていたものの、後々「こうしたほうがよかったな」と自分で改善余地があったことに気づいた経験がありました。開発段階では開発視点に集中してしまいがちですが、1つの視点だけでは不十分で、俯瞰して色々な目線で見つめ直すからこそ見えてくることがあるとその時に実感しました。これ以降、自分の業務の先にはお客様がいることを意識して、使用する人がどういう場面で使うのか、何に困っているかなど、様々な部分に目を配って開発に臨んでいます。

── 現在の仕事ではどのように反映されていますか?

氣比田:ただ電力データを計測することだけでなく、お客様が何のために計測し、どのようなデータを取り、それをどのように分析・活用すれば製造現場のためになるか、といったお客様視点の中でも計測シーンのさらに先を見ることを大切にしています。今取り組んでいる省エネ支援についても社会的には重要視されているものの製造現場の方にとっては必要性を感じにくい要素です。だからこそ実際にお客様の現場に足を運び、実際の声に耳を傾けることで、「現場担当者の方に求められるためには何が必要なのか」を考えて開発に取り組んでいます。

── これからの目標や今後のビジョンについてお聞かせください。

氣比田:三菱電機の行う「ものづくり」は、人や企業の困りごとを解決するための方法であり、豊かな暮らしを支えるものだと信じています。だからこそ“なくては困るもの”を提供することが大切です。電力計測ユニットの話で言うと、電流・電圧情報から得られる付加価値の高い提案、たとえば設備の異常を検知できる機能を付与できればお客様にとってさらに“なくては困るもの”になるはずです。
総合メーカーである三菱電機だからこそ、今後は自分の担当製品だけでなく福山製作所が扱う配制機器や当社のFA製品群、他事本の製品との組み合わせを通じて、人々の豊かな暮らしをリードしていく存在になれることを願っています。

この記事は2025年12月のインタビューより書き起こしたものです。

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