Factory Automation

三菱電機FAについてThe Road to Automating the World
FAシステム事業 関係者インタビュー

ものづくりに新たな文化を根付かせ、
日本にさらなる安全・安心を。三菱電機株式会社
OTセキュリティ事業推進部 サービス企画グループ
中村祐文(なかむら ゆうや) 2018年入社

2025-12

三菱電機FAシステム事業では、多様な従業員が、それぞれの想い・技術・こだわりを存分に発揮し、共通の旗印である“Automating the World”の実現を目指している。そのリアルな肉声を、世界各国からお届けする『The Road to Automating the World』。今回は、OTセキュリティ分野におけるデジタルサービスの企画推進を担う中村祐文に話を聞いた。

全体を見渡す視点で、OTセキュリティの普及に挑む

── 三菱電機に入社された経緯についてお聞かせいただけますか?

中村:子供のころから「将来は形あるものを生み出す仕事に就きたい」という夢を持っており、就活中は多くの人の生活に貢献できる家電メーカーを検討していました。その中で三菱電機は家電製品以外にも、私の大好きな自動車機器事業も行っていたため、自分の興味を活かしながら成長できると考えて就職を決めました。入社後は三田製作所(現三菱電機モビリティ株式会社)で車載モータの設計に携わり、社内公募制度を利用して2023年に現在の部署へ異動しました。

── 現在の担当業務とそのミッションについて教えてください。

中村:製造現場などに用いられる設備やシステムをサイバー攻撃から守るOTセキュリティにおけるデジタルサービスの企画推進を行う部署に所属しており、私は新規サービスの企画やお客さまのネットワークやサーバーを見守る体制づくり(SOCの運用スキーム設計)、サービスを導入いただいたお客さまの業務改善・効率化のためのサポート(SI導入支援)などを行っています。

── OTセキュリティを推進する上で、どのような課題がありますか?

中村: OTセキュリティの必要性がまだ世の中に浸透していないことです。ITセキュリティはPCなど身近なものが使えなくなってしまうため、多くの企業が投資しています。
ところが製造現場のセキュリティとなると「何から始めてよいかわからない」など、さまざまな要因を背景に導入に至っていない企業が多いのが現状です。海外ではOTセキュリティを重視する国がだんだんと増えている今、日本にもOTセキュリティを普及させることを目指して頑張っています。

── そんな大きな目標を目指す中で、大事にしていることはありますか?

中村:私が仕事をする上で大切にしているのは物事の全体像を把握することです。これまで経験のない領域にも臆せず飛び込み、必要な知識を吸収しながら、全体を理解して案件を進めることでより良い成果を生み出せると考えています。

“ものづくりの裏側” から、社会を支える

── 物事の全体像を把握することが大事だと思ったきっかけはありますか?

中村:入社2年目頃に案件リーダーを任されたのですが、途中で辞退してしまったことがありました。理由は進め方や関係部署の把握が不十分で、想定以上の業務を抱え込んでしまったことにあるのですが、代わりにリーダーを担当した先輩の下で働く中で冷静さを取り戻し、改めて案件の全体像や必要な工程を見つめ直すことができました。その後改めてリーダーとしてチームをまとめる立場になったのですが全体像を掴めていたおかげで関係者との調整や課題整理を主体的に行うことができ、無事に案件を進めることができました。この経験で培った全体を見渡す視点は現在の業務でも生きており、調整力やプロジェクト推進力につながっています。

── そのような経験を経て、現在お仕事をする中で最もやりがいを感じるのはどのような瞬間ですか?

中村:新しい知識が身についたときや理解が深まったときです。OTセキュリティは正解がまだ確立されていない新しい領域だからこそ、技術・運用・ビジネスの観点を横断する、それこそ全体を見渡す広い視野が求められます。難しい面もありますが、だからこそ試行錯誤しながら挑戦できることが面白さや醍醐味につながっています。

── そんな中村さんがお仕事を通じて実現したい未来を教えてください。

中村:ものづくりは形のある価値を通じて人々の生活に貢献できるという魅力があります。一方で、私が携わっている安全・安定稼働を支える“ものづくりの裏側”にも、大きな意義と魅力があります。製造業やインフラを取り巻く環境が大きく変わる中で、安全・安心を前提としたものづくりを実現するためにはOTセキュリティは欠かせません。だからこそOTセキュリティの文化を日本に広く根付かせることで安全・安心を前提としたものづくりを実現させ、その結果として人々の生活の安全・安心を支える役割を果たせると信じています。そして、さらに新しい価値を生み出すデジタルサービスを創り出していくことが、私が目指す未来です。

この記事は2025年12月のインタビューより書き起こしたものです。

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