三菱電機FAについてThe Road to Automating the World
FAシステム事業 関係者インタビュー

文化の異なる仲間と何かを成し得る達成感が
かけがえのないモチベーションに三菱電機株式会社
産業メカトロニクス事業部 NC事業推進部 第二グループ
清水恭 2022年入社
2026-07

三菱電機FAシステム事業では、多様な従業員が、それぞれの想い・技術・こだわりを存分に発揮し、共通の旗印である“Automating the World”の実現を目指している。そのリアルな肉声を、世界各国からお届けする『The Road to Automating the World』。今回は、台湾三菱電機股份有限公司(以下、ME-TWN)におけるCNC(数値制御装置)の拡販に向けた営業面のサポート、さらには製作サイドとの調整役を担う清水恭に話を聞いた。
人と人とが仕事を進める以上、大切なのは信頼関係
── 三菱電機に入社された経緯についてお聞かせいただけますか?
清水:父の仕事の関係で、小学校5年生から中学卒業まで台湾で生活をしていました。家族でよく台北の百貨店に通っていたのですが、メイン広場のランドマークになっていたのが三菱電機のスパイラルエスカレーターです。日本の企業が海外で人々の生活を支えていることを知り、日本人として誇りに思えたことを覚えています。その後、大学在籍中に三菱電機のサマーインターンに参加した際、台湾だけでなく世界の人々に貢献していることを実感し、「ここで働きたい」という意思が明確になりました。また、面接官の方々の印象がよかったことも当社を選んだ理由のひとつです。あたたかい雰囲気で向き合っていただき、ここで働きたいという気持ちがより一層強くなりました。

── 現在の担当業務とミッションについて教えてください。
清水:入社後、本社地区での国内営業を経て2025年4月に現部署へ異動しました。現在は、ME-TWNにおけるCNCの拡販に向けた営業面のサポートを担当しています。現地のメンバーへ製品やサービスにまつわる資料を提供するといった後方支援のほか、月に一度は1週間ほど台湾へ出張し、現地メンバーとともにお客様を訪ねて営業活動を行っています。本社からお伺いすると、お客様も大変喜んでくださいますし、関係性を構築・強化する意味でも現地訪問は大切だと考えています。会議室での商談はもちろん、お客様やME-TWNのメンバーと食事やお酒を楽しみながら距離を縮める時間も大事にしています。人と人とが仕事を進める以上、最も必要なのは信頼関係です。こうした血の通ったコミュニケーションはこれからも継続していきたいですね。
── そうした役割を担う上で心がけていることはありますか?
清水:「常に相手の立場で考える」ということでしょうか。CNCは中国をはじめ世界的に需要が高まっており、お客様のご要望にできる限りお応えできるよう努めていますが、納期に関するご相談をいただく場面もございます。その際にも、「台湾のためなら」と尽力してもらえるような関係性を、産業メカトロニクス製作所のメンバーとも築くこと。そして、製作サイドの事情をME-TWNにも理解してもらうこと。
両者を結ぶ立場として、そうした調整役も担っていると自覚しています。

日本のものづくりが再び世界一になることを願って
── 現在の業務において、どのようなところにやりがいを感じますか?
清水:かつて台湾で過ごしていたとき、自分と文化やバックグラウンドが異なる人と協力して何かを成し遂げた達成感が、今でもいい思い出として心に残っています。その感覚が今まさにME-TWNとのチームワークによって再現されており、かけがえのないモチベーションにつながっています。大学を休学してまで学び直した言語を生かせる環境もやりがいになっていますし、現地での販売台数が増え、チームの頑張りが数字として現れたときの喜びは格別です。
── ものづくりを通じて、人と社会にどのように貢献していきたいですか?
清水:私が担当しているCNCは、ものづくりの自動化になくてはならないものであり、それ自体が社会に好影響を与えていると信じています。なぜなら、組み込まれる工作機械は“マザーマシン(母なる機械)”とも呼ばれ、すべての工業製品の原点となる部品を生み出しているからです。一般の方が普段の生活の中で、CNCや工作機械を直接目にする機会はないかもしれません。しかし、身のまわりにあるあらゆる製品が、この技術によって支えられています。そう考えるとワクワクしますし、より良いものづくりに向けて、もっと頑張らなければいけないという気持ちが湧き上がってきます。

── 最後に、清水さんの描く“ものづくり”の未来像とは?
清水:私たちの身の周りにあるさまざまな“もの”は、日々の生活をより良いものにする力を持っています。三菱電機にしか実現できないスパイラルエスカレーターは台湾の人々の暮らしに潤いをもたらしていますし、私自身がそれをきっかけに当社へ入社するなど、人生を左右するほどの影響力を実感しています。そして私は、そんな日本のものづくりが再び世界をリードしていけるよう願っています。かつてほどの勢いはなくなっていると言われることもありますが、お客様への丁寧な応対や手厚いアフターフォローといった姿勢は、海外において今なお高く評価されています。こうした真摯な姿勢を忘れることなく、日本が再び“ものづくり世界一”の国として輝けるよう、微力ながら貢献していきたいです。
この記事は2026年7月のインタビューより書き起こしたものです。