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ファームウェア - モーションユニット - MELSEC iQ-F モーションユニットファームウェアアップデート情報ファイル
MELSEC iQ-F モーションユニットファームウェアアップデート情報ファイル
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言語
日本語 英語
概要
MELSEC iQ-Fシリーズのモーションユニット用のファームウェアです。
対象形名
FX5-40SSC-G, FX5-80SSC-G
ソフトウェア
関連マニュアル
ファームウェアバージョン1.003で追加した新規機能(2023/10)
No. |
内容
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1 |
アドバンスト同期制御のサーボアンプ経由同期エンコーダとして下記のエンコーダに対応しました。
・三菱電機高速シリアル通信リニアエンコーダ(インクリメンタルタイプ)
・ABZ相差動出力タイプロータリエンコーダ(インクリメンタルタイプ)
・ABZ相差動出力タイプリニアエンコーダ(インクリメンタルタイプ) |
2 |
サーボOFF中に下記制御モードへの変更を可能にしました。
・速度制御モード→トルク制御モード
・トルク制御モード→速度制御モード |
ファームウェアバージョン1.003の改訂履歴(2023/10)
No.
| 内容
|
1 |
データリンクした際に、CPUユニットの時刻と不一致となる場合がある問題を解決しました。 |
2 |
指令生成軸にて連続位置決め制御/連続軌跡制御実行中に速度制限値オーバー(0D51H)が発生し、かつ、前の位置決めデータ実行中に再始動を実行していた場合、イベント履歴に2回登録される問題を解決しました。 |
3 |
パラメータ初期化後にカムデータ操作機能にてカムデータの書込みを行った際に、ハードウェア異常(3C00H)が発生する問題を解決しました。 |
4 |
複数軸でアドバンスト同期制御を始動した際に、「解析中」で止まる場合がある問題を解決しました。 |
5 |
アドバンスト同期制御始動から同期制御中となるまでの間に、入力軸の現在値変更などを実行すると、サーボエラー(AL.35.1:指令周波数異常)が発生することがある問題を解決しました。 |
アップデートに使用するエンジニアリングツールのバージョン
Version 1.075D 以降のGX Works3 を使用してアップデートを行ってください。
モーションユニットのファームウェアバージョンの確認方法
エンジニアリングツールの“システムモニタ”画面にある“製品情報一覧”にてファームウェアバージョンを確認してください。
ダウンロードファイルの展開手順
任意のフォルダにファイルをダウンロードしてください。
解凍方法に従い、ダウンロードしたファイルを解凍してください。
解凍方法1) ZIP対応の解凍機能のあるOSの場合
- ダウンロードしたファイルを右クリックしてください。
- 「すべて展開...」を選択してください。
- 展開先を指定して、「展開」ボタンをクリックすると解凍されます。
解凍方法2) ZIP対応の解凍機能のないOSの場合
- ZIP対応の解凍ツールをお持ちでない方は、解凍ツールを入手してください。
- 解凍ツールを使用して解凍してください。解凍する際には、ディレクトリ付きで解凍してください。
※解凍ツールの使用に関しては、全てお客様の責任において行ってください。
ファームウェアアップデートを実行する機種に合ったファームウェアアップデート情報のフォルダを使用してください。
ファームウェア毎のフォルダに解凍されます。【n】はバージョンにより異なります。
sw14dnn-fmtufw_【n】\FX5-40SSC-G\ FX5-40SSC-G用本体ファームウェア
sw14dnn-fmtufw_【n】\FX5-80SSC-G\ FX5-80SSC-G用本体ファームウェア
ファームウェアアップデートの実行手順
事前準備
- 三菱電機FAサイトから、ファームウェアアップデートを実行する機種に合ったファームウェアアップデート情報をダウンロードしてください。
上記【ダウンロードファイルの展開手順】に従い、ダウンロードしたファイルを解凍してください。
- ファームウェアアップデートの禁止設定をしている場合は、禁止設定を解除してください。
- ファームウェアアップデート実行前に、CPUユニット内のプログラムやパラメータなどの各種データをエンジニアリングツールでバックアップしてください。
また、ラッチデバイスを保持したい場合はバックアップ/リストア機能を使用してください。
- リモートリセットを許可してください。
- ユニットをRUN→STOPおよび電源をOFFし、SDメモリカードをCPUユニットに装着してください。
実行手順
- CPUユニットの電源をONしてください。
- エンジニアリングツールのファームウェアアップデート画面を表示してください。
[ツール]→[ファームウェアアップデート]
- ファームウェアアップデート対象のインテリユニットを選択してください。
- ファームウェアアップデートファイルを選択してください。
- 自動リセットを行うかを選択してください。
- [アップデート実行]をクリックして、ファームウェアアップデートを実行してください。
ファームウェアアップデートを実行すると"状態"の項目でアップデート状態が確認できます。
自動リセットしない場合、手動にてシステムの電源をOFF→ONしてください。
- 5.がチェックなし(自動リセットしない)の場合、ファームウェアアップデート終了後にシステムの電源をOFF→ONしてください。
- リモートリセットを禁止にする必要がある場合は、リモートリセットを禁止してください。
- インテリユニットのバッファメモリでファームウェアバージョンが最新バージョンに更新されていることを確認してください。
詳細な手順はマニュアルを参照してください。
アップデートの注意事項
- ファームウェアアップデートファイルは、対象機種を確認し、対象機種にあったファイルを三菱電機FAサイトからダウンロードしてください。
対象機種が一致していない場合、ファームウェアアップデートは実行できません。
- 三菱電機FAサイトからダウンロードしたデータ(フォルダおよびファイル名)は、変更しないでください。
- ファームウェアアップデート実行前にCPUユニットのリセット設定を許可してください。
リセット設定を禁止の状態でアップデートを行った場合、CPUユニットの電源OFF→ONおよびリセットは行わず、リセット設定を許可して再度アップデートを実行してください。
- アップデート対象のインテリユニットが正常に動作していることを確認後、ファームウェアアップデートを実行してください。
- インテリユニット、SDメモリカードを使用した機能が停止していることを確認後、ファームウェアアップデートを実行してください。
- ネットワークなどで接続している他システムが停止していることを確認後、ファームウェアアップデートを実行してください。
他システムとの通信が停止する恐れがあります。
- ファームウェアアップデート実行前にプログラムやパラメータなどの各種データをバックアップしてください。
- ファームウェアアップデート実行中は絶対に電源OFF、およびリセット操作を行わないでください。
- ファームウェアアップデート実行中は、SDメモリカードを取りはずさないでください。
終了前に取りはずしたとき、ファームウェアアップデートが異常終了する場合があります。
- 自動リセットを行わない場合、アップデート完了後に手動でシステムの電源をOFF→ONしてください。
- ファームウェアアップデート完了後にシステムの動作に異常がある場合、アップデート前のバージョンにダウングレードしてください。
三菱電機FAサイトに公開されていないバージョンの場合、最寄りの三菱電機システムサービス株式会社または当社の支社、代理店にご相談ください。
- ファームウェアアップデートを開始から完了までに下記操作を行った場合、ファームウェアアップデートが異常完了もしくは故障する恐れがあります。
- ファームウェアアップデート対象システムの電源OFFもしくはリセット操作
- エンジニアリングツールからのリモート操作もしくはCPUユニットのスイッチでの動作状態変更
- SDメモリカードの取りはずし
- ファームウェアアップデート対象システムに対する外部機器からの操作
- CPUユニットとエンジニアリングツールを接続している通信ケーブルの脱着
- ファームウェアアップデート対象ユニットの着脱
- エンジニアリングツールからのファームウェアアップデート開始操作
- エンジニアリングツールのシャットダウン