シーケンサ ネットワーク関連製品 CC-Link IE 仕様

CC-Link IEフィールドネットワーク 性能仕様
| 主な性能仕様 | MELSEC iQ-R シリーズ R04ENCPU R08ENCPU R16ENCPU R32ENCPU R120ENCPU RJ71EN71 |
MELSEC iQ-R シリーズ マスタ・ローカル ユニット RJ71GF11-T2 |
MELSEC-Q シリーズ マスタ・ローカル ユニット QJ71GF11-T2 |
MELSEC-L シリーズ マスタ・ローカル ユニット LJ71GF11-T2 |
ネットワーク インタフェースボード Q80BD-J71GF11-T2、 Q81BD-J71GF11-T2 |
|
|---|---|---|---|---|---|---|
| 通信速度 | 1Gbps | |||||
| 1ネットワークあたりの 最大接続局数 |
121台(マスタ局1台、デバイス局120台) | |||||
| 接続ケーブル | Ethernetケーブル(カテゴリ5e以上、二重シールド付き・STP)ストレートケーブル | |||||
| 総延長距離 | ライン接続時:12000m(マスタ局1台、デバイス局120台接続時) スター接続時:システム構成による*1 リング接続時:12100m(マスタ局1台、デバイス局120台接続時) |
|||||
| 最大局間距離 | 100m | |||||
| 最大ネットワーク数 | 239 | |||||
| 伝送路形式 | ライン型、スター型*2、リング型 | |||||
| 通信方式 | トークンパッシング方式 | |||||
| 1ネットワークあたりの最大リンク点数*3 | ||||||
| RX | 16384点、2KB | |||||
| RY | 16384点、2KB | |||||
| RWr | 8192点、16KB | |||||
| RWw | 8192点、16KB | |||||
| 1局あたりの最大リンク点数*3 | ||||||
| マスタ局 | RX | 16384点、2KB | ||||
| RY | 16384点、2KB | |||||
| RWr | 8192点、16KB | |||||
| RWw | 8192点、16KB | |||||
| ローカル局*4 | RX | 2048点、256B | ||||
| RY | 2048点、256B | |||||
| RWr | 1024点、2048B | |||||
| RWw | 1024点、2048B | |||||
| インテリジェント デバイス局 |
RX | 2048点、256B | ||||
| RY | 2048点、256B | |||||
| RWr | 1024点、2048B | |||||
| RWw | 1024点、2048B | |||||
| リモートデバイス局 | RX | 128点、16B | ||||
| RY | 128点、16B | |||||
| RWr | 64点、128B | |||||
| RWw | 64点、128B | |||||
| 安全通信 | ||||||
| 1ネットワークあたりの 最大安全コネクション数 |
— | 1814コネクション | — | |||
| 1台あたりの 最大安全コネクション数 |
— | 120コネクション | — | |||
| 1安全コネクションあたりの 最大安全リンク点数 |
— | 8ワード (入力8ワード 出力8ワード) |
— | |||
| トランジェント伝送容量 | ||||||
| トランジェント伝送容量 | 最大1920B | |||||
| 主な性能仕様 | MELSEC iQ-Rシリーズ シンプルモーションユニット RD77GF4 RD77GF8 RD77GF16 RD77GF32 |
シンプルモーションボード MR-EM340GF |
MELSEC-Qシリーズ シンプルモーションユニット QD77GF4 QD77GF8 QD77GF16 |
|
|---|---|---|---|---|
| 通信速度 | 1Gbps | |||
| 1ネットワークあたりの最大接続局数 | 121台(マスタ局1台、デバイス局120台) | |||
| 接続ケーブル | Ethernetケーブル(カテゴリ5e以上、二重シールド付き・STP)ストレートケーブル | |||
| 総延長距離 | ライン接続時:12000m (マスタ局1台、デバイス局120台接続時) スター接続時:システム構成による*1 |
|||
| 最大局間距離 | 100m | |||
| 最大ネットワーク数 | 239 | |||
| 伝送路形式 | ライン型、スター型*2 | |||
| 通信方式 | トークンパッシング方式 | |||
| 1ネットワークあたりの最大リンク点数*3 | ||||
| RX | 16384点、2KB | 8192点、1KB | ||
| RY | 16384点、2KB | 8192点、1KB | ||
| RWr | 8192点、16KB | 1024点、2KB | ||
| RWw | 8192点、16KB | 1024点、2KB | ||
| 1局あたりの最大リンク点数*3 | ||||
| マスタ局 | RX | 16384点、2KB | 8192点、1KB | |
| RY | 16384点、2KB | 8192点、1KB | ||
| RWr | 8192点、16KB | 1024点、2KB | ||
| RWw | 8192点、16KB | 1024点、2KB | ||
| ローカル局*4 | RX | 2048点、256B | — | |
| RY | 2048点、256B | — | ||
| RWr | 1024点、2KB 256点、512B*5 |
256点、512B | — | |
| RWw | 1024点、2KB 256点、512B*5 |
256点、512B | — | |
| インテリジェントデバイス局 | RX | 2048点、256B | ||
| RY | 2048点、256B | |||
| RWr | 256点、512B | 1024点、2048B | ||
| RWw | 256点、512B | 1024点、2048B | ||
| リモートデバイス局 | RX | 128点、16B | ||
| RY | 128点、16B | |||
| RWr | 64点、128B | |||
| RWw | 64点、128B | |||
| 安全通信 | ||||
| 1ネットワークあたりの 最大安全コネクション数 |
1814 コネクション |
— | ||
| 1台あたりの最大安全コネクション数 | 120 コネクション |
— | ||
| 1安全コネクションあたりの 最大安全リンク点数 |
8ワード (入力8ワード 出力8ワード) |
— | ||
| トランジェント伝送容量 | ||||
| トランジェント伝送容量 | 最大1920B | |||
- *1.スター接続時には、Ethernetスイッチが必要です。Ethernetスイッチは、最大20台まで接続できます。
- *2.ライン型とスター型の混在も可能です。
- *3.リモート入力 RX:デバイス局からマスタ局にビット単位で入力される情報です。
リモート出力 RY:マスタ局からデバイス局にビット単位で出力される情報です。
リモートレジスタ RWr:デバイス局からマスタ局に16ビット(1ワード)単位で入力される情報です。
リモートレジスタ RWw:マスタ局からデバイス局に16ビット(1ワード)単位で出力される情報です。
ローカル局では、一部異なります。 - *4.マスタ局が1局に対して割付け可能な点数です。ローカル局はこの点数以外に他局からのデータも受信できます。
- *5.通信モード“高速”の場合
性能仕様の詳細は、各製品のマニュアルをご参照ください。
CC-Link IEコントローラネットワーク 性能仕様
| 主な性能仕様 | MELSEC iQ-Rシリーズ R04ENCPU R08ENCPU R16ENCPU R32ENCPU R120ENCPU RJ71EN71 |
MELSEC iQ-Rシリーズ RJ71GP21-SX RJ71GP21S-SX |
MELSEC-Qシリーズ QJ71GP21-SX QJ71GP21S-SX |
ネットワーク インタフェース ボード NZ81GP21-SX NZ81GP21S-SX |
ネットワーク インタフェースボード Q80BD-J71GP21-SX Q80BD-J71GP21S-SX Q81BD-J71GP21-SX Q81BD-J71GP21S-SX |
|---|---|---|---|---|---|
| 通信速度 | 1Gbps | ||||
| 1ネットワークあたりの 最大接続局数 |
120台(管理局1台、通常局119台)*6 | ||||
| 接続ケーブル | Ethernetケーブル (カテゴリ5e以上、二重シールド付き・STP) ストレートケーブル |
光ファイバーケーブル(マルチモードファイバー) | |||
| レーザクラス (JIS C 6802、 IEC 60825-1) |
— | クラス1 レーザ製品(JIS C 6802:2014、IEC 60825-1:2014) | |||
| 総延長距離 | ライン型: 11900m*7 スター型: システム構成による リング型: 12000m*7 |
66000m*7 | |||
| 最大局間距離 | 100m | 550m | |||
| 最大ネットワーク数 | 239 | ||||
| 最大グループ数 | 32 | ||||
| 伝送路形式 | ライン型、 スター型*8、リング型 |
二重ループ | |||
| 通信方式 | トークンパッシング方式 | トークンリング方式 | |||
| 1ネットワークあたりの最大リンク点数*9 | |||||
| LB | 32768点、4KB | 32768点、4KB、 リンク点数拡張時: 65536点、8KB |
32768点、4KB*10 | 32768点、4KB、 リンク点数拡張時: 65536点、8KB |
32768点、4KB |
| LW | 131072点、256KB | 131072点、256KB、 リンク点数拡張時: 262144点、512KB |
131072点、256KB*11 | 131072点、256KB、 リンク点数拡張時: 262144点、512KB |
131072点、256KB |
| LX | 8192点、1KB | ||||
| LY | 8192点、1KB | ||||
| 1局あたりの最大リンク点数*9(通常モード) | |||||
| LB | 16384点、2KB | ||||
| LW | 16384点、32KB | ||||
| LX | 8192点、1KB | ||||
| LY | 8192点、1KB | ||||
| 1局あたりの最大リンク点数*9(拡張モード*12) | |||||
| LB | 32768点、4KB | ||||
| LW | 131072点、256KB | ||||
| LX | 8192点、1KB | ||||
| LY | 8192点、1KB | ||||
| トランジェント伝送容量 | |||||
| トランジェント 伝送容量 |
最大1920B | ||||
- *6.CC-Link IEコントローラネットワーク 搭載ユニットを通常局で使用する場合、管理局で使用するCPUユニットによって最大接続局数は異なります。詳細は管理局になる製品のマニュアルをご参照ください。
- *7.120台接続時になります。
- *8.ライン型とスター型の混在も可能です。
- *9.リンクリレー LB:ネットワークの各局からビット単位で送信される情報です。
リンクレジスタ LW:ネットワークの各局から16ビット(1ワード)単位で送信される情報です。
リンク入力 LX:ブロック内の局からI/Oマスタ局に入力される情報です。
リンク出力 LY:I/Oマスタ局からブロック内の局に出力される情報です。 - *10.ベーシックモデルQCPU、MELSEC-QSシリーズ安全CPUの場合は16384点、2Kバイトです。
- *11.ベーシックモデルQCPU、MELSEC-QSシリーズ安全CPUの場合は16384点、32Kバイトです。
- *12.拡張モードを使用する場合、全ての局が拡張モードに対応している必要があります。
性能仕様の詳細は、各製品のマニュアルをご参照ください。
CC-Link IEフィールドネットワーク Basic 性能仕様
| 主な性能仕様 | シーケンサCPUユニット | ネットワークユニット | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| R□CPU R□ENCPU R12CCPU-V |
Q□UDVCPU Q□UDPVCPU |
L□CPU | FX5U FX5UC |
FX5UJ | FX5-ENET | ||
| 通信速度 | 100Mbps | ||||||
| 1ネットワークあたりの最大接続局数*13 | 64台 (16台×4グループ) |
16台 | 16台*14 | 8台 | 32台 (16台×2グループ) |
||
| 接続ケーブル | Ethernet規格対応品ケーブル カテゴリ5e以上(STPケーブル) | ||||||
| 最大局間距離 | 100m(ハブとノード間の長さ)*15 | ||||||
| 伝送路形式 | スター型、ライン型*16 | ||||||
| 通信方式 | UDP | ||||||
| 1ネットワークあたりの最大リンク点数*17 | |||||||
| RX | 4096点 | 1024点 | 1024点*14 | 512点 | 2048点 | ||
| RY | 4096点 | 1024点 | 1024点*14 | 512点 | 2048点 | ||
| RWr | 2048点 | 512点 | 512点*14 | 256点 | 1024点 | ||
| RWw | 2048点 | 512点 | 512点*14 | 256点 | 1024点 | ||
| 1局あたりの最大リンク点数*17 | |||||||
| マスタ局 | RX | 4096点 | 1024点 | 1024点*14 | 512点 | 2048点 | |
| RY | 4096点 | 1024点 | 1024点*14 | 512点 | 2048点 | ||
| RWr | 2048点 | 512点 | 512点*14 | 256点 | 1024点 | ||
| RWw | 2048点 | 512点 | 512点*14 | 256点 | 1024点 | ||
| リモート局*18 | RX | 64点 ただし、局占有により256点まで可能 | |||||
| RY | 64点 ただし、局占有により256点まで可能 | ||||||
| RWr | 32点 ただし、局占有により128点まで可能 | ||||||
| RWw | 32点 ただし、局占有により128点まで可能 | ||||||
- *13.マスタ局が管理するリモート局の最大接続台数です。リモート局の占有局数によって変化します。占有局数の総和が最大接続台数を超えないようにしてください。
- *14.CPUユニットのファームウェアバージョン“1.110”以降で対応しています。
- *15.最大局間距離(ハブとハブ間の長さ)は、使用するハブのメーカーにお問い合わせください。
- *16.スター型とライン型の混在も可能です。
- *17.リモート入力 RX:リモート局からマスタ局にビット単位で入力される情報です。
リモート出力 RY:マスタ局からリモート局にビット単位で出力される情報です。
リモートレジスタ RWr:リモート局からマスタ局に16ビット(1ワード)単位で入力される情報です。
リモートレジスタ RWw:マスタ局からリモート局に16ビット(1ワード)単位で出力される情報です。 - *18.マスタ局が1局に対して割付け可能な点数です。
性能仕様の詳細は、[CC-Link IEフィールドネットワーク Basicリファレンスマニュアル(SH-081683)]をご参照ください。
ネットワーク仕様比較
コントローラネットワーク
| 主な性能仕様 | CC-Link IEコントローラネットワーク | MELSECNET/H | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 光二重ループ | ツイストペア | 光ループ方式 | 同軸バス方式 | ツイストバス方式 | |
| 通信速度[bps] | 1G | 25M | 10M | 10M(最大) | |
| 1ネットワークあたりの 最大接続局数 |
120*19 | 64 | 32 | 32 | |
| 最大リンク点数 | |||||
| 1ネットワークあたり[点] | 128K*20 | 16K*20 | |||
| 1局あたり[点] | 128K*20 | 16K*20 | |||
| 距離 | |||||
| 総延長距離[km] | 66 | 12*21 | 30 | 2.5*22 | 0.1(10Mbps時) |
| 最大局間距離[m] | 550 | 100 | 1000 | 500 | 100(10Mbps時) |
| 配線 | |||||
| 伝送路形式 | 二重ループ | スター型、ライン型、リング型 | 二重ループ | バス型 | バス型 |
| 接続ケーブル | Ethernetケーブル (マルチモード 光ファイバー) |
Ethernetケーブル (カテゴリ5e以上、 二重シールド付き・STP) |
光ファイバー ケーブル |
同軸ケーブル | ツイストペア ケーブル |
フィールドネットワーク
| 主な性能仕様 | CC-Link IE フィールドネットワーク |
CC-Link IE フィールドネットワーク Basic |
CC-Link |
|---|---|---|---|
| 通信速度[bps] | 1G | 100M | 10M(最大) |
| 1ネットワークあたりの 最大接続局数 |
121 | 65*23 | 65*23 |
| 最大リンク点数 | |||
| 1ネットワークあたり[点] | 16K*24 | 4K*24 | 4K*24 |
| 1局あたり[点] | 2K*24 | 256*24(4局占有時) | 256*24(4局占有時) |
| 距離 | |||
| 総延長距離[km] | 12.1*21 | システム構成による | 0.1(10Mbps)~1.2(156kbps) |
| 最大局間距離[m] | 100 | 100 | — |
| 配線 | |||
| 伝送路形式 | スター型、ライン型、リング型 | スター型、ライン型*25 | バス(RS-485) |
| 接続ケーブル | Ethernetケーブル (カテゴリ5e以上、 二重シールド付き・STP) |
Ethernetケーブル (100BASE-TXの規格を満たす) |
Ver.1.10対応 CC-Link専⽤ケーブル |
- *19.拡張モード使用時の値です。
- *20.リンクレジスタ LW(ワード単位)の値です。
- *21.リング接続時の値です。
- *22.リピータ使用時の値です。
- *23.シーケンサのシリーズによって、最大接続局数が異なります。
- *24.リモートレジスタ RWr+RWw(ワード単位)の値です。
- *25.スター型とライン型の混在も可能です。
ケーブル仕様
CC-Link IE対応ツイストペアケーブル*26
| 項 目 | 仕 様 | |
|---|---|---|
| ツイストペア仕様 | カテゴリ5e 以上、(二重シールド付き・STP)ストレートケーブル | |
| 規格 | 以下の規格を満たすケーブル ・IEEE802.3(1000BASE-T) ・ANSI/TIA/EIA-568-B(Category 5e) |
|
| コネクタ仕様 | 規格 | シールド付き RJ45 |
CC-Link IE対応光ファイバーケーブル*26
| 項 目 | 仕 様 | |
|---|---|---|
| 光ファイバー仕様 | 1000BASE-SX(MMF)対応光ファイバーケーブル | |
| 規格 | IEC 60793-2-10 Types A1a.1(50/125µm multimode) | |
| 伝送損失(max) | 3.5dB/km以下(λ=850nm) | |
| 伝送帯域(min) | 500MHz・km以上(λ=850nm) | |
| コネクタ仕様 | 2連LC形コネクタ | |
| 規格 | IEC 61754-20:Type LC connector | |
| 接続損失 | 0.3dB以下 | |
| 研磨面 | PC研磨 | |
- *26.接続ケーブルなどの詳細につきましては、CC-Link協会にお問い合わせください。
CC-Link IEフィールドネットワーク Basic対応ツイストペアケーブル
| 項 目 | 仕 様 | |
|---|---|---|
| ツイストペア仕様 | カテゴリ5以上、(STP)ストレートケーブル カテゴリ5または5e、(STP)クロスケーブル |
|
| 規格 | 以下の規格を満たすケーブル ・IEEE802.3(100BASE-TX) ・ANSI/TIA/EIA-568-B(Category 5) |
|
| コネクタ仕様 | 規格 | RJ45 |
伝送路形式について*27
- *27.CC-Link IEフィールドネットワーク Basicはスター型、ライン型となります。
ライン型(ツイストペアケーブル)

スター型(ツイストペアケーブル)

リング型(ツイストペアケーブル)

リング型(光二重ループ)


サイクリック伝送について
サイクリック伝送とは、リンクデバイスを使用して、ネットワークの局間で定期的にデータを交信する方式です。
CC-Link IEフィールドネットワークとCC-Link IEコントローラネットワークでは以下の違いがあります。
CC-Link IEフィールドネットワークの場合*28
マスタ局と各デバイス局とで、1:1の交信ができます。マスタ局のリンクデバイス(RY、RWw)の状態が、デバイス局の外部機器に出力され、デバイス局の外部機器からの入力状態が、マスタ局のリンクデバイス(RX、RWr)に格納されます。
ローカル局の場合、マスタ局のリンクデバイス(RY、RWw)の状態が、全てのローカル局のリンクデバイス(RX、RWr)に格納されます。デバイス局のリンクデバイス(RX、RWr)およびローカル局のリンクデバイス(RY、RWw)の状態が、マスタ局のリンクデバイス(RX、RWr)、および他のローカル局のリンクデバイス(RY、RWw)に格納されます。そのため、マスタ局と同様に、ローカル局にも全デバイス局のデータが格納されます。
- *28.CC-Link IEフィールドネットワーク Basicの場合も同様の交信方式となります。ただしマスタ局とデバイス局間のみで、ローカル局はありません。

マスタ局からの出力時
- ❶マスタ局のCPUユニットのデバイスがONします。
- ❷マスタ局のCPUユニットのデバイスの状態が、リンクリフレッシュによりマスタ局のリンクデバイス(RY、RWw)に格納されます。
- ❸マスタ局のリンクデバイス(RY、RWw)の状態が、リンクスキャンによりデバイス局のリンクデバイス(RY、RWw)および、ローカル局のリンクデバイス(RX、RWr)に格納されます。
- ❹ローカル局のリンクデバイス(RX、RWr)の状態がローカル局のCPUユニットのデバイスに格納されます。
デバイス局、ローカル局からの入力時
- ❺ローカル局のCPUユニットのデバイスがONします。
- ❻ローカル局のCPUユニットのデバイスの状態を、リンクデバイス(RY、RWw)の自局送信範囲に格納します。
- ❼デバイス局のリンクデバイス(RX、RWr)および、ローカル局のリンクデバイス(RY、RWw)の状態が、リンクスキャンによりマスタ局のリンクデバイス(RX、RWr)に格納されます。
- ❽マスタ局のリンクデバイス(RX、RWr)の状態が、リンクリフレッシュによりマスタ局のCPUユニットのデバイスに格納されます。
CC-Link IEコントローラネットワークの場合
リンクリレーLB、リンクレジスタLWによる交信
ネットワークの各局が、リンクデバイス(LB、LW)の自局送信範囲にデータを書き込んで、同一ネットワークの全ての局に送信します。
管理局のリンクデバイス(LB、LW)の状態が、通常局のリンクデバイス(LB、LW)に格納されます。
通常局のリンクデバイス(LB、LW)の状態が、管理局のリンクデバイス(LB、LW)、および他の通常局のリンクデバイス(LB、LW)に格納されます。

- ❶送信側CPUユニットのデバイスがONします。
- ❷送信側CPUユニットのデバイスの状態が、リンクリフレッシュによりCC-Link IEコントローラネットワーク搭載ユニットのリンクデバイス(LB、LW)に格納されます。
- ❸リンクデバイス(LB、LW)の状態が、リンクスキャンにより受信側のCC-Link IEコントローラネットワーク搭載ユニットのリンクデバイス(LB、LW)に格納されます。
- ❹リンクデバイス(LB、LW)の状態が、受信側CPUユニットのデバイスに格納されます。
リンク入力LX、リンク出力LYによる交信
リンク入力(LX)、リンク出力(LY)を制御するI/Oマスタ局と他局間を1:1で交信できます。
LXはブロック内各局の入力情報、LYはI/Oマスタ局の出力情報を送受信できます。
I/Oマスタ局は、管理局や通常局に関係なく1ネットワークに2局(ブロック1とブロック2)まで設定できます。

トランジェント伝送について
専用命令やエンジニアリングソフトウェアからの要求時に、他局との交信を行えます。異なるネットワークとも交信できます。