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Factory Automation

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MELSEC iQ-Rシリーズ

シーケンサCPUユニット

シーケンサ制御システムの中核となるシーケンサCPUユニットには、多様な制御に対応すべく、多くの機能を搭載しています。
プログラム容量は10Kステップから1200Kステップまで、システム規模に応じた最適なCPUユニットを選択できます。さらに、産業用ネットワークに直接接続可能なCPUユニットもラインアップしており、システム構築コストの削減に貢献します。

様々なインタフェースを標準搭載

シーケンサCPUユニットには、Ethernetポート、USBポート、SDメモリカードスロットを標準搭載しています。
EthernetポートとUSBポートは対応する周辺機器との通信用に、SDメモリカードスロットはロギングデータやデータベースなどのデータ格納用として使用できます。また、デバイス/ラベルメモリ容量の拡張やハードウェアセキュリティキーとして拡張SRAMカセットが使用できます。


扱いやすいデバイス/ラベルエリア

シーケンサCPUユニットに拡張SRAMカセットを装着することにより、最大9882Kワードまでデバイス/ラベルメモリエリアを拡張できます。拡張されたエリアはCPUユニット内蔵メモリと連続した領域として、デバイス/ラベルなどの範囲を自由に割り付けることができます。そのため、各メモリエリアの境界を意識する必要がなく、プログラミングが簡単に行えます。
また、SDメモリカードを使用することにより、ロギングデータ、データベースなどの大容量データも取り扱うことができます。

*2. R120CPUの場合
*3. NZ2MC-16MBS(16Mバイト)の場合

データベース機能を使ったデータ管理

従来パソコンで管理していたレシピデータや生産実績データをシーケンサ内蔵データベースで管理できます。データベースはSDメモリカード上に作成され、専用命令を用いてデータの追加/更新/検索/削除を容易に行えます。
また、データベースをUnicode®テキストファイル形式でインポート・エクスポートし、簡単に表計算ソフトと連携することや、ネットワーク経由でパソコン上のアプリケーションから直接アクセスできます。特に多品種生産を行う食品・飲料の製造ラインなどにおいて、レシピデータの変更や生産実績の管理に活用すると効果的です。

定周期割込みプログラムの高速化

定周期割込みプログラム実行の最小間隔50µsを実現し、より高速な信号を確実にシーケンサへ取り込めるようになりました。また、割込みプログラムに優先度を設定できるため、割込み処理中でも、さらに優先度の高い割込みプログラムを実行できます。そのため、信号を高速に取り込む用途においても、通常の入力ユニット+CPUユニットの定周期割込みプログラムで信号を取り込めます。

動作中のイベントをCPUユニットに格納

MELSEC iQ-Rシリーズでは、各ユニットで発生したイベントをCPUユニットに格納できます。プログラム書込み操作、エラー発生といった情報が時系列で一覧として表示されるため、トラブルが発生した際の原因調査、復旧対応を迅速に行えます。

メモリダンプ機能による早急な原因分析

メモリダンプ機能を使用すれば、システムトラブルが起こった際に、設定したトリガ条件でデバイスデータをSDメモリカードに自動保存できます。保存したデータからシステムの稼働状況を確認できるため、原因調査に役立てられます。また、メールなどでデータを送付すれば、離れた拠点でも迅速に原因調査が行えます。

デバイスの値を簡単に収集、表示

簡単なパラメータ設定をするだけで、デバイス/ラベルの値をロギングデータとして収集し、SDメモリカードまたは、CPU内蔵メモリに保存したり、USB/Ethernet経由でリアルタイムにモニタできます。また、ロギングファイルをFTPサーバに自動的に転送できます。ロギング機能の収集データは、Unicode®テキスト形式に対応しており、GX LogViewer*4や表計算ソフトで簡単に確認できます。また、GX LogViewer*4のリアルタイムモニタ機能により、対象デバイスの微小な変化のタイミングを簡単に確認できます。これらの機能は、トレーサビリティの向上、設備の立ち上げ、そしてトラブル時のデバッグに大いに役立ちます。

*4. GX LogViewerは、こちらから無償でダウンロードできます。
なお、ダウンロードの際はFAメンバーズ会員登録(登録無料)が必要です。

CPU内蔵Webサーバ機能を活用した、お手軽一次診断

パソコンやタブレットのWEBブラウザ経由で、簡単にCPU診断やデバイス一括モニタができます。
エンジニアリングソフトウェアGX Works3をインストールしたパソコンを用意する必要がなく、トラブル発生時の一次診断が容易になります。

プログラムレスでデバイスデータを転送

GX Works3による簡単な設定だけで、生産データなどのデバイスデータをプログラムレスで転送できます。
またMELSEC iQ-Rシリーズ同士での通信だけでなく、iQ-Fシリーズ、Qシリーズ、Lシリーズを使用している既存システムとも簡単に通信ができます。

*5.内蔵Ethernetポートとの通信のみ対応。

多くの機能を搭載した新デザイン

エントリーモデルCPUユニットはMELSEC iQ-Rシリーズの主な特長を継承し、拡張性、生産性、セキュリティと品質向上に貢献します。CPUユニットは不揮発性メモリを内蔵しており、シーケンサの電源をオフしても、デバイスやラベルのラッチデータをバッテリレスで保存できます。そのため、データバックアップ用のバッテリが不要になります。SDメモリカードスロット*6、Ethernetポート、USBポートも標準搭載しています。

*6. R00CPUはSDメモリカードに対応していません。

シーケンサCPUユニット性能仕様

LD:ラダープログラム ST:ストラクチャードテキスト FBD:ファンクション・ブロック・ダイアグラム
SFC:シーケンシャル・ファンクション・チャート

項目 R00CPU R01CPU R02CPU R04CPU
R04ENCPU
R08CPU
R08ENCPU
R16CPU
R16ENCPU
R32CPU
R32ENCPU
R120CPU
R120ENCPU
演算制御方式 ストアードプログラム繰返し演算
入出力制御方式 リフレッシュ方式
(ダイレクトアクセス入出力(DX、DY)の指定によりダイレクトアクセス入出力可)
プログラム言語 LD ST FBD SFC
プログラミング拡張機能 ファンクションブロック(FB)、ラベルプログラミング(システム/ローカル/グローバル)
プログラム実行タイプ 初期実行タイプ、スキャン実行タイプ、定周期実行タイプ、イベント実行タイプ、待機タイプ
入出力点数[X/Y][点] 4096 4096 4096 4096 4096 4096 4096 4096
コンスタントスキャン [ms]
(スキャンタイムを一定にする機能)
0.5~2000
(0.1ms単位で設定可能)
0.2~2000
(0.1ms単位で設定可能)
メモリ容量
プログラム容量 [ステップ] 10K 15K 20K 40K 80K 160K 320K 1200K
プログラムメモリ[バイト] 40K 60K 80K 160K 320K 640K 1280K 4800K
デバイス/ラベルメモリ*7[バイト] 252K 252K 252K 400K 1188K 1720K 2316K 3380K
データメモリ[バイト] 1.5M 1.5M 1.5M 2M 5M 10M 20M 40M
命令処理時間
LD命令[ns] 31.36 31.36 3.92 0.98 0.98 0.98 0.98 0.98
MOV命令[ns] 62.72 62.72 7.84 1.96 1.96 1.96 1.96 1.96
E+命令(浮動小数点加算)[ns] 100.0 100.0 17.6 9.8 9.8 9.8 9.8 9.8
ST言語 IF命令*8[ns] 31.36 31.36 3.92 1.96 1.96 1.96 1.96 1.96
ST言語 FOR命令*8[ns] 31.36 31.36 3.92 1.96 1.96 1.96 1.96 1.96
PC MIX値*9[命令/μs] 19 19 146 419 419 419 419 419
周辺機器接続ポート
USB2.0 High Speed(miniB)
Ethernet
(100BASE-TX/10BASE-T)
CC-Link IE通信ポート
Ethernet
(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)
*10 *11 *10 *11 *10 *11 *10 *11 *10 *11
CC-Link IEフィールドネットワーク Basic通信ポート
Ethernet
(100BASE-TX/10BASE-T)
メモリインタフェース
SDメモリカード
拡張SRAMカセット
機能
多重割込み機能
標準PID制御機能
データベース機能
メモリダンプ機能
データロギング機能 *12 *12
リアルタイムモニタ機能
セキュリティ機能
ユニット間同期機能
SLMP通信機能
ファームウェアアップデート機能*13
*7. 拡張SRAMカセットを装着することにより、デバイス/ラベルメモリエリアを拡張できます。
*8. ST言語のIF文、FOR文等の制御構文は、複数の命令を組み合わせて実現しており、条件に応じて処理時間が加算されます。
*9. 1µsで実行する基本命令やデータ処理などの平均命令数です。数値が大きいほど処理速度が速いことを示します。
*10. R□ENCPUのみ対応。ネットワークの詳細については、Ethernetインタフェースユニット RJ71EN71の性能仕様をご確認ください。
*11. Ethernet、CC-Link IEコントローラネットワーク(ツイストペアケーブル)、CC-Link IEフィールドネットワークを組み合わせて使用可能。
ただし、Ethernet×2CHの同時使用、およびCC-Link IEフィールドネットワークとCC-Link IEコントローラネットワークの同時使用はできません。
*12. ロギングデータは、SDメモリカードにのみ保存できます。
*13. 利用可能なユニットは、CPUのファームウェアバージョンによって異なります。 詳細は各製品マニュアルを参照してください。

SDメモリカード*14性能仕様

項目 NZ1MEM-2GBSD NZ1MEM-4GBSD NZ1MEM-8GBSD NZ1MEM-16GBSD
種別 SDメモリカード SDHCメモリカード SDHCメモリカード SDHCメモリカード
容量 [バイト] 2G 4G 8G 16G
*14. R00CPUには対応していません。

拡張SRAMカセット性能仕様

項目 NZ2MC-1MBS NZ2MC-2MBS NZ2MC-2MBSE NZ2MC-4MBS NZ2MC-8MBS NZ2MC-8MBSE NZ2MC-16MBS
容量 [バイト] 1M 2M 2M 4M 8M 8M 16M
ECC対応
対応CPUユニット
シーケンサCPU*15
プロセスCPU
SIL2プロセスCPU
安全CPU
*15. R00CPU、R01CPU、R02CPUには対応していません。

バッテリレスオプションカセット*16

項 目 NZ1BLC
種別 オプションカセット
*16. R04(EN)CPU、R08(EN)CPU、R16(EN)CPU、R32(EN)CPU、R120(EN)CPUのみ対応。