C言語インテリジェント機能ユニットは、シーケンサCPUと連携して機能拡張、IoT化を実現できるユニットです。シーケンサCPUで制御処理、C言語インテリジェント機能ユニットで情報処理を行うことで、シーケンサCPU単体では困難だった演算性能・機能を実現できます。複数のOSに対応しており、様々なアプリケーション開発が可能なLinux®や高精度のデータ分析が可能なVxWorks®を動作できます。複雑な演算やプロトコル変換など、お客様のシステムに合わせた機能を実装できます。
I/O制御は簡単に構築できるラダープログラムですが、複雑な技術計算や文字列を扱う処理をプログラムするのは、多大な開発工数がかかり、メンテナンスも大変でした。C言語インテリジェント機能ユニットを使えば、ラダープログラムより直接C/C++プログラムの実行や、双方向への割込み処理などが実現できます。複雑なラダープログラム作成をC/C++で補助することもでき、プログラム全体の容量を減らしつつ、より複雑なプログラムが簡単に作り込めます。また、機密性を図りたいラダープログラムの処理部分にC言語インテリジェント機能ユニットを使うことで、独自技術の流出も防げます。
CW Workbench*1を使ってC/C++言語でのプログラミング、そしてCW-SimやCW-Sim Standaloneを使ってハードウェアなしでのVxWorks®のシミュレーションを行えます。
C言語インテリジェント機能ユニット性能仕様
:C/C++
項目 | RD55UP06-V | RD55UP12-V |
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ハードウェア | ||
MPU | Arm® Cortex®-A9 Dual Core | |
ワークRAM | 128MB | 1GB |
ROM | 12MB | |
ソフトウェア仕様 | ||
OS | VxWorks® Version 6.9(出荷時組込み済み)/ Debian GNU/Linux | |
プログラム言語 | ![]() |
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プログラム開発環境 | CW Workbench/Wind River® Workbench 3.3/TimeStorm®/Visual Studio® | |
設定・モニタツール | GX Works3(SW1DND-GXW3-J)*2 | |
周辺機器接続ポート | ||
Ethernet(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T) | 1CH | 2CH |
SDメモリカードスロット | ● | |
機能 | ||
ファームウェアアップデート機能*3 | ● |