Factory Automation

シーケンサ MELSEC iQ-Rシリーズ 特長 ソリューション

工場の安全性を向上させたい

機械安全の必要性

安全教育に依存していましたが、安全機器を用いて人の行動に依存しない安全確保が必要となってきています。

人による安全確保だと…

問題1
作業員の不注意・作業ミスがそのまま労働災害につながる

問題2
ベテラン作業員に依存しており、世代交代によって安全確保が難しくなった

安全機器を用いることで、人の行動に依存しない安全確保ができます

Point1人と機械を安全機器で分離することで、作業者の安全を確保できる

食品加工機の場合…
製品の出来を確かめる、または異物を取り除こうとして手を入れた時にミキサーが稼働すると、巻き込まれる可能性がある

  • 作業者とミキサーの間を安全ガードで分離することで、作業者の安全を確保します
  • 安全コントローラMELSEC-WSシリーズとドアロックスイッチ、安全ガードを組み合わせて、安全ガードが閉じていないとミキサーが動かないインタロック動作を作ることができ、作業者が誤ってミキサーに手を巻き込まれることを防ぎます
  • MELSEC-WSシリーズの詳細はこちらをご参照ください

Point2サーボ・インバータ・ロボットとの連携で、安全性と生産性を両立できる

  • サーボ、インバータ、ロボットといった駆動安全機器をMELSEC iQ-Rシリーズ安全CPUユニットと連携することで、STO(安全トルク遮断)やSLS(安全速度制限)など、国際安全規格に準拠した様々な機能を使用できます
  • STO(安全トルク遮断)では、ドライブの外部(コンタクタなど)で駆動エネルギーを遮断せずに作業者の安全を確保できるため、装置復旧時間を短縮できます
  • 安全サーボの詳細はこちらをご参照ください
  • 安全インバータの詳細はこちらをご参照ください
  • 安全ロボットの詳細はこちらをご参照ください

Point3安全応答時間を短縮することで、設備をコンパクトにできる

  • 安全機能付き入出力混合リモートユニットを使用することで、安全CPUユニットを介さずに安全出力を素早く遮断できます(ファストロジック機能)
  • 安全応答時間を大幅に短縮できるので、非常停止スイッチなどと危険源の距離を従来より縮められ、設備をコンパクトにできます

Point4大規模システムでも生産性を落とさずに安全を確保できる

  • MELSEC iQ-Rシリーズ安全CPUユニットと安全対応の各種駆動機器をCC-Link IE TSNで連携することで、自動車組立てラインのような大規模なシステムの安全も確保できます
  • 第1工程で危険が発生して機械が停止された場合、第2工程では機械が一時停止します。しかしその後の工程では通常通り生産を継続できます
  • 機械の非常停止を工程ごとに行えるので、全体のシステムが停止するのを避けられ、安全だけでなく生産性も確保できます