第9回電気技術顕彰「でんきの礎」受賞(2016年)
「無声放電励起三軸直交形炭酸ガスレーザ」は、技術史的価値、社会的価値、学術的・教育的価値のいずれかを有し、社会生活に大きな貢献を果たした電気技術の業績を顕彰する電気学会主催の第9回電気技術顕彰「でんきの礎」を受賞いたしました。
受賞
無声放電励起三軸直交形炭酸ガスレーザ
日時
平成28年3月17日(木)
会場
東北大学 川内北キャンパス
所在地
宮城県仙台市青葉区川内41
顕彰理由
初期の炭酸ガスレーザは制御性、電極消耗等に課題があり、産業へ浸透しなかった。三菱電機はオゾナイザ放電技術と高品質ビームに適した三軸直交形技術との高次融合化により、無声放電励起三軸直交形炭酸ガスレーザを開発し、1981年に世界で最初に製品化した。用いたバリア放電は世界の標準技術となった。板金切断市場とプリント基板穴あけ市場で世界の先駆者として市場をリードし、現在までに1万3千台以上の出荷実績を達成した。
授賞式の様子(東北大学 川内北キャンパス)
【受賞のご挨拶】
今回いただいた栄誉を糧として、このような最先端の技術を社会に提供し、皆様の生活をより快適にすべく活動していきます。
我々の製品技術が社会の発展に貢献した歴史的に記念される"モノ"、として顕彰いただきましたことをまことに身に余る光栄で、科学技術として、歴史に足跡を残せましたことを、電気学会および顕彰委員会の方々へ厚く御礼申し上げます。
(一般社団法人 電気学会様提供)