この章では次のことを学びました。
- オームの法則
電気回路に流れる電流Iは、電圧Vに比例し、抵抗RやインピーダンスZに反比例する。
- 直流と交流
電気には、直流DCと交流ACがあり、交流にはさらに正弦波交流と歪波交流がある。
歪み波交流は複数の正弦波の集まりです。
交流電源には、単相交流と三相交流があり、三相交流は大きさが等しく互いにπ=120°ずつ異なった3つの単相交流からなっている。
- 交流の場合、電圧や電流の値は時々刻々変化しているので、それらを表すのに、瞬時値、最大値、実効値、平均値を使用する。
又、歪み波交流の場合、波形率や波高率を使用して、歪みの程度を表す。
- 位相とは、電圧又は電流の波の位置を表し、一つの波と他の波とのズレを位相差という。
電圧と電流の位相差の余弦 (cos) を力率という。
- 電気が、単位時間にする仕事の量を電力Wといい、ある時間内にした仕事の総量を電力量Whという。
- 電力には、皮相電力P0、有効電力P、それに無効電力Qがあり、次式で求められる。
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皮相電力P0 (VA) |
有効電力P (W) |
無効電力Q (var) |
| 単相交流の場合 |
P0=VI |
P=VI cosφ |
Q=VI sinφ |
| 三相交流の場合 |
P0=√3VI |
P=√3VI cosφ |
Q=√3VI sinφ |
- 効率とは出力の入力に対する割合で、%で表されます。また、出力は入力から損失を引いたものです。
- 温度上昇
電気機器を運転 (使用) すると、内部損失による発熱で機器の温度がどんどん上昇するが、そのうち、放熱量と発熱量が等しくなって、それ以上温度は上がらず一定になる。
電気機器は規格により、各絶縁物の許容最高温度から、その温度上昇限が定めてある。
- 電圧降下
電圧変動が大きいと負荷装置に悪影響を及ぼす。
特に出力の大きいモータの場合、その始動電流により電圧降下を考慮します。