3.4
定格遮断器容量の選定
遮断器の「遮断 (break)」とは、電流を切ることですが、通常は短絡電流のような大きい電流を切る意味に使います。
したがって遮断器にとって、「定格遮断容量」の選定は基本的かつ重要な選定項目といえます。

JIS規格には「定格遮断容量」として、
①Icu:定格限界短絡遮断容量
②Ics:定格使用短絡遮断容量
の二つの定格が規定されています。
右表に示す製品カタログの仕様表や製品の名板に表示された定格値を確認し、遮断器を設置する箇所を流れる事故電流 (推定短絡電流) より大きい値の製品を選定しなければなりません。
通常は、Icu値を採用すれば短絡保護ができます。
Icu≧推定短絡電流
上位遮断器との組み合わせによるカスケード遮断値が推定短絡電流より大きい場合には、経済性を考慮して、小さい遮断容量の下位遮断器を選定できます。