なお、始動時間が長い場合には、スター始動時あるいはデルタ結線切換え時にトリップする可能性があるため、動作特性を確認し飽和リアクトル付を使用するなどの検討が必要になります。

始動時間 適用サーマルリレー 接続 特徴
遅動形
サーマルリレー
JEMで規定した特性
遅動形
サーマルリレー
飽和リアクトル付き
又は飽和CT付き
1. 回路は簡単
2. 拘束時の動作時間が伸びる
標準サーマルリレー
(始動時無通電)
1. 運転中の保護が確実、
  タイマの設定値によって始動時拘束保護も可
2. 回路が複雑

(JEM 技術資料 第154号より)

※始動時間の長いモータに対する選定

ファンやプレス機械等の電動機負荷の機械的慣性が大きな場合、特にスターデルタの始動では始動時間が長くなる傾向になります。始動時間の長い場合の選定は、スターデルタ始動時の不要動作と運転中の過負荷保護の両方を満足させることは困難なため、遅動形サーマルリレーや始動時無通電とする方法を使用します。