3.1 過電流継電器の特性と選定

過電流継電器(OCR)の性能・特性について説明します。

(1) 動作値

過負荷保護を目的とした限時要素と短絡保護を目的とした瞬時要素があり、JIS C 4602規格では
下記のように規定しています。
 限時要素:3、(3.5)、4、(4.5)、5A ・・・・・・・( )は誘導形には設けなくてもよい。
 瞬時要素:30、40、(50)、60、(80)A ・・・・・・( )は設けなくてもよい。

(2) 動作時間特性

電路の過負荷および短絡保護を目的としているため、過負荷保護に対しては各機器の熱特性を考慮した反限時特性①とします。
一方、短絡保護に対しては過大事故電流を考慮して瞬時特性②とします。

①反限時特性は、動作電気量に反比例して動作時間が早くなる特性です。
 JIS C 4602 では反限時の許容を以下のように規定しています。

例えば、MOC-A形過電流継電器では動作時間特性を

従って、表 3.1-1 に示すようにダイヤルD=3~10の8目盛りで超反限時特性の条件を満足します。

次の頁に超反限時特性の解説を示します。