3.2
地絡継電器の特性と選定

(1) 地絡継電器の動作特性
地絡継電器(GR)の性能・特性について説明します。
①動作値
地絡事故時の地絡電流の大きさのみで動作する下記の動作値を備えています。
JIS C 4601規格では Io動作値整定範囲(ZCT一次側)
:0.2-0.4-0.6Aは必須で他は1.0A以下のこと。
なお、地絡継電器は、地絡事故の方向判別ができない無方向性であり右図の
ような位相特性を持っています。
(零相電圧Voに対しどの方向の電流でも整定値以上で動作する。)
②動作時間
高圧系統の地絡事故電流は数A程度と小さく、機器の熱特性を考慮する必要は
なく反限時特性は必要ありません。
JIS C 4601規格では、
整定値の130%入力で 0.1~0.3s
400%入力で 0.1~0.2s
と規定されていますが、定限時特性に近似した特性となっています。
※定限時特性は、動作入力量に関係なく動作時間が一定となる特性です。