3.3
地絡方向継電器の特性と選定
(2) 高圧受電の地絡保護協調
高圧受電の地絡方向継電器も、GRと同様に動作値、動作時間に差を設けることで保護協調を行います。
高圧受電点の地絡方向継電器の整定例を表3.3-1に示します。
表3.3-1 高圧受電点地絡継電器の整定例
| 整定例 | 備考 | |
|---|---|---|
| 動作値 零相電流 |
一般に0.2A(※1) | 0.2A以上の動作値に整定する場合は、配変側DGRと動作値協調が取れない場合がありますので、必ず電力会社と協議願います。 |
| 動作値 零相電圧 |
一般に10% | JIS規格では、10%程度の固定タップとなっていますが、5%整定が増えています。 |
| 動作時間 | 一般に0.2秒(※2) | JIS規格では0.2秒固定ですが、タイマー等で0.2秒以上に整定する場合は、必ず電力会社と協議願います。 |
※1:構内対地充電電流Ic×3<整定値として、最大0.2Aとしています。
※2:配変DGR動作時間0.5~1.0sを考慮して、0.2sとしています。