1.1
変圧器の原理
変圧器とは、規格上(JEC-2200)では、『鉄心と二つまたはそれ以上の巻線をもつ静止誘導機器で、電磁誘導作用により交流電圧、電流の系統から電圧および電流が一般に異なる他の系統に、同一周波数で電力を送る目的で変成するもの』と定義されていますが、わかりやすくいうと、『電圧を変換する機器』であり、ある値の電圧を用途に応じ、異なった電圧に変換するものです。

変圧器の原理は右図のように、積層鉄心の上に独立した二つの巻線を施したもので、二つの巻線のうち電源に結ばれる方の巻線を一次巻線、負荷に結ばれる巻線を二次巻線と言います。
磁束φが鉄心中を交番すると電磁誘導作用により鉄心上に巻かれた巻線に電圧を誘起します。
一次巻線の巻数をn1、二次巻線の巻数をn2としますと、一次および二次巻線の誘起電圧V1、V2と巻数n1、n2および電流I1、I2との間に次の関係式が成立します。
