- Qシリーズシーケンサでは小数点を含んだ数値を扱うことができます。
これら小数点を含んだ数値を「実数」、実数を示す数値データを「浮動小数点データ」と呼んでいます。
- CPUユニットが扱う実数は単精度浮動小数点データであり、1つの実数を表すときは32ビットのメモリが使用されます。
- プログラミングにおいては、「実数」を扱う各種演算命令(加減算、乗除算、特殊関数など)や、整数-実数の変換命令が用意されています。
- 実数として扱える範囲は、以下のとおりです。
-1.0×2128 ~ -1.0×2-126、0、1.0×2-126 ~ 1.0×2128
- 定数の表し方として、“ノーマル表現”と“指数表現”の2とおりがあります。
いずれも、実数を表す記号として、「E」を使用します。
- ノーマル表現
扱う数値を、そのまま指定します。
10.2345は、E10.2345とプログラミングします。
- 指数表現
扱う数値を、(数値)×10nで指定します。
1234.0は、E1.234+3とプログラミングします。(1.234×103を意味します。)
- 実数を扱う命令も、「E」を使用します。
例えば、転送命令は「EMOV」、加減算命令は「E+」や「E-」となっています。
- EMOVは、2ワード分を転送する命令です。
(MOVは、1ワード分を転送する命令です。)
- 加減算などの演算を行うとき、演算するデータを同一の型にしてから演算する必要があります。
実数演算を行う場合は、2つのデータを実数の型にしてから演算します。
加算する場合、整数+実数、実数+整数の演算を行うことができません。
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