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モータの回転速度は周波数と極数から決まることから、周波数を変化させればモータの可変速運転が可能となる。しかしながら、周波数の変化に伴いモータ内部インピーダンスも変化するため、単に周波数を可変とするだけでは、弱励磁によるトルク不足や過励磁による磁気飽和などを生じ、モータの力率、効率の著しい低下を引き起こす。
V/F制御は、周波数を変化させる際に、インバータ出力電力を同時に制御することにより、モータの磁束を一定に保ち、広範な可変速運転に対してモータの効率、力率を低下させないように制御する方式であり、電圧(Voltage)と周波数(Frequency)の比を制御することからV/F制御と呼ばれる。
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