海外レポート
中国の学生が自動化技術を
競い合う大会を三菱電機が後援
2018年9月公開
本大会は、電気や自動化に対する大学生の基礎知識の蓄積や、プロジェクト実行・応用力を向上させることを目的としています。同時にイノベーション意識や互いに協力する精神を高め、職業に必要なノウハウを培うことで、より優れた製造業の人材を送り出すことを目指しているものです。
本大会は中国の製造業において最も歴史の長く、多くの参加者が集まるコンテストです。そのため学術的レベルが高く、業界にも大きな影響力を持っています。参加校やチームの数は増加を続けるなど大会規模は年々拡大しており、その専門性と実用性は広く認知されています。
2018年の大会には全国の44大学から67チーム計300名以上の教員と生徒がハルビン理工大学に集まり、互いの技術を競い合いました。

3つのテーマで各チームが競う

2018年の大会は、「システム応用」がテーマとして設定されました。参加チームはサーボ機構、産業ロボット制御、マイクログリッド制御の3つのテーマに沿って、三菱電機の自動化技術や製品を使い、大会ルールとして定められたパラメータや技術要求に基づいて、制御システムを設計・構築し、完成させることが求められます。

大会の審査員は科学技術研究所や業界団体、大学や企業の専門家16名が務めました。書類審査や現場評価、成績評価といった過程を経て、最終的に一等12チーム、二等19チーム、三等29チームの受賞者が決まりました。審査の過程では審査員団が学生と交流を深め、意見やアドバイスを提供する様子も見られました。

三菱電機はこのイベントを通して、学生同士が展示を通して競い合い、教員と学生が交流しながら互いに学び会う場を提供しています。三菱電機自動化(中国)有限公司役員・経営企画室長の小黒誠司は「学生のイノベーション意識や実践力をさらに向上させるために、AIやビッグデータなど最先端の技術をテーマに取り入れて、智能製造の要求を満たす未来型人材の育成を支援したい」と話しています。
さらに三菱電機は学生だけでなく、製造業の中堅層の育成にも取り組んでいます。智能製造の底上げをはかるために、業界と連携した実験施設の建設やeラーニングコンテンツの充実化、オープン型の研修施設や共同研究などを推進し、中国の製造業のレベルアップを継続的に支援していく方針です。

- 要旨
- 中国の学生が自動化技術を競い合う大会を三菱電機が後援