「美の創造企業」として、化粧品の製造・販売を中心とする事業を展開する株式会社コーセー。全国の販売店から注文を受け付ける同社のオペレーションセンターでは、三菱電機ITソリューションズ株式会社(MDSOL)のFAXOCRシステム「MELFOS(メルフォス)」を利用してきましたが、ハードウエアの保守終了をきっかけに、クラウド型の「MELFOS on Demand」に移行。使い勝手はそのままに、電子帳簿保存法にも対応。ハードウエアの運用・保守から解放され、ITコストの平準化が実現しました。
クラウド型のFAXOCRシステムを検討した同社は、複数社の製品を検討した中からMDSOLの「MELFOS on Demand」を選定しました。 その理由について小割氏は次のように語ります。
「決め手は、現行の運用を継続できることです。オペレーションセンターからは、できるだけ運用を変えたくないというリクエストがありました。さらにこれまでの運用において、オペレーターの質問に対する回答の早さなど、MDSOLのサポートに満足していたことからこれまで使ってきたオンプレミス型のMELFOSと使い勝手が変わらないMELFOS on Demandに決めました。さらにMDSOLの営業担当者からは、ハードウエアを持たない形でのクラウド接続方式の提案をいただき、安心して任せられると判断しました」
秋田のオペレーションセンターでは、販売店のニーズに応えるため今後もFAX受注を継続する方針ですが、さらなる業務効率化のため、MELFOS on Demandのアップデートに期待を寄せています。
「5年先、10年先のFAXの受注環境がどうなるか見通しは付かないものの、この流れはしばらく続くことは間違いありません。今後はまだ手作業が多いオペレーターの負担をさらに軽減できるよう、RPA等の活用も想定しています。MELFOS on Demandには、クラウドサービスならではの機動力の高さを活かして、進化を重ねていただければと思います」(長谷氏)