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BI No.2502

米国発のスタートアップSolestial, Inc.へ出資

シリコン技術を用いた宇宙向け太陽電池セルを活用し、宇宙事業の競争力を強化

 

 三菱電機株式会社は、グローバル・ブレイン株式会社と共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「MEイノベーションファンド※1」が出資する第10号案件として、シリコン技術を用いた宇宙向け太陽電池セルを開発・製造する米国発のスタートアップ企業、Solestial, Inc.(ソレスティアル:以下、Solestial)へ出資しました。

 近年、人工衛星の小型化、低価格化が進み、低軌道でのコンステレーション※2構築が急速に拡大している中、その打ち上げ数の急激な増加に伴い、今後、人工衛星のキーパーツである太陽電池セルの供給が追いつかなくなることが懸念されています。

 Solestialは、シリコンヘテロ接合技術※3を用いた宇宙向け太陽電池セルを開発・製造しており、同製品は、従来品と比べて高い放射線耐性を持つ他、低価格、短納期、軽量といったさまざまな強みが期待できます。

 今後、当社はSolestialへの出資を通じて、Solestialの競争力の高い太陽電池セルを活用することで、宇宙事業の競争力強化を目指します。

 

Solestial, Inc. CEO Margo de Naray氏 コメント

「三菱電機からの出資を通じ、パートナーとなれることを大変嬉しく思います。当社の技術は、将来の宇宙産業にとって非常に意味のあるものであり、三菱電機とのパートナーシップを通じてさらに技術開発を加速させていきます。」

 

三菱電機株式会社 上席執行役員(ビジネスイノベーション本部長)松原 公実 コメント

「Solestialの革新的なシリコン技術には大きな可能性があると考えており、Solesitalへの出資および協業を通じて関係を強化し、当社の宇宙事業における競争力を高めることができると確信しています。今後、両社のシナジーを最大限に引き出し、宇宙産業の発展に貢献してまいります。」


  • ※1

    「MEイノベーションファンド」を設立(2022年1月13日公表)https://www.MitsubishiElectric.co.jp/news/2022/0113.pdf

  • ※2

    多数の衛星を同じ軌道上に配置し、一体的に運用するシステム

  • ※3

    物性の異なる半導体材料を接合して太陽電池を製造する技術

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