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メイン熱源をチラーにすることで暖房時のCO2排出量を削減

大和ハウス工業株式会社 札幌支店 様(北海道札幌市)

大和ハウス工業株式会社 札幌支店 様(北海道札幌市)

国内及び海外での住宅・施設の建築を柱として、都市開発・環境エネルギー・農業関連など幅広く事業を展開中です。同社の本社・本店を除く国内拠点は、24支社57支店。このうち札幌支店はJR札幌駅から1㎞ほど北東にあり、ビルは1997年竣工、床面積5,290㎡の5階建です。2016年2月には、20年近く使用した他社製冷房専用(冷専)チラーを、三菱電機の空冷ヒートポンプチラーDT-R(冷暖兼用)に更新しました。

  • 省エネ・節電
60馬力×2台設置。積雪対策として防雪フード(ヤブシタ製)を装着

60馬力×2台設置。積雪対策として防雪フードを装着

機械室の温水ヒーター(バコティンヒーター)。3台のうち右の1台は融雪用

機械室の温水ヒーター。3台のうち右の1台は融雪用

オフィス内の専用PCで空調を含むエネルギー管理を実施

オフィス内の専用PCで空調を含むエネルギー管理を実施

チラーのリモコンは防災管理室に設置。デマンド制御対応も好評

チラーのリモコンは防災管理室に設置

納入時期

2016年02月

導入後の効果

更新前後の年間CO2排出量の比較

冷専チラー&ボイラーから全電気式へ更新する場合、省エネ効果が期待できる一方で電気容量がアップしてしまう懸念があります。そこで今回は冷暖房のメイン熱源として空冷ヒートポンプチラーを導入し、暖房補助用に既設温水ヒーター(重油焚きバコティンヒーター)を残す方式を採用。キュービクル増設なしでの更新に成功しました。

更新前後の年間CO2排出量の比較
導入メリット

●メイン熱源をチラーにすることで暖房時のCO2排出量を削減できる

●システムCOPが高く、冷房時も省エネ・省CO2に貢献

●補助金制度の適用対象となり、導入コストも抑制

導入メリット

お客様の声

大和ハウス工業株式会社 札幌支店 管理部総務課 主任 上田恵理子様

暖房時も普段はチラーで賄い、温水ヒーターの使用は「デマンド対応で立ち上がり時に温水をつくる」「外気温が低くて暖房能力が不足する場合の補助」等にとどめ、10年でペイバックが可能です。今後はスケジュール運転やデマンド制御を駆使して、電気代抑制を図ります。負担側配管内の錆を除去したので、能力も充分発揮できると思います。

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納入事例