エアー搬送ファンで高温蒸気の滞留を解消

カルビーポテト株式会社 帯広工場 様 (北海道帯広市)
北海道帯広市に本社を置く、カルビーポテト株式会社様。
自然を相手にした「農」に最先端のテクノロジーを導入し、「安全、安心、健康」なジャガイモづくりに品種開発から取り組むとともに、貯蔵から物流まで一貫したシステムを構築。 今でこそ良く耳にする「生産者との契約栽培」を先駆けて実施しました。

- 納入製品
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AH-3009T-BS
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- 納入時期
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2014年06月
導入前の悩み
- 高温の蒸気が室内に滞留
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①悩み
・天井・壁が結露する
・蒸気が滞留して暑い
・蒸気で視界が悪く安全面で問題
・湿度が高い
②原因
・換気フードに吸込みきれない蒸気が滞留している。
③検討
・ルーフファンなどの天面からの換気は費用がかかる上、雨漏りが心配・・・

導入後の効果
- 結露の抑制・ 温湿度環境の改善を実現!
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視界不良の改善
温湿度環境の改善
天井・壁の結露の改善

- 風速分布図(床面から高さ3.2~3.9mの位置)
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■解析条件
・延床面積:180.56m2(12.2m × 14.8m)
天井高さ:3.7~4.4m
・機器:エアー搬送ファン AH-3009T-BS × 4台 吹出角度:水平吹出し
片吸込形シロッコファン BG-45KTA × 1台
・排気風量:11,000m3/h
・給気口 3ヵ所

- 設置状況
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■設置の考え方
①専用の片吸込形シロッコファンを設置し、換気量の確保
②排気口を新設し換気フードから漏れた蒸気を排気
③エアー搬送ファンで蒸気を排気口側へ搬送
④換気効率を改善する事で温湿度環境の改善と結露を抑制

お客様の声
カルビーポテト株式会社 生産事業本部 帯広工場 保全課 課長 石田 昌一 様
換気フードからあふれた高温の蒸気が室内に滞留してしまい夏は暑く、冬は水蒸気の霧で数メートル先も見えないときもありましたが、今では解消されて天井や壁の結露も少なくなりました。
また、以前は換気フードより上は、人がいられないくらい暑い状態でしたが、排気口を付けてエアー搬送ファンで風を流すことで、暑い空気の層がなくなりました。
以前の状況を知っている他の工場の方からも、「かなり良くなった」という言葉を頂いています。
他にも暑い環境になる設備が多く、改善したい場所はまだまだあり検討しています。
