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宇宙に生命はいるのか。その謎を解き明かす「アストロバイオロジー」についてお届けします。

火星最接近とサンプルリターン・レース

今後数年間、地球に火星試料と共に帰還するサンプルリターン計画が行われる。文字通り、地球と火星の間を探査機たちが足しげく往復する時代が来るといっていい。

画像提供：NASA, ESA, and G. Bacon and Z. Levay (STScI)

東京工業大学地球生命研究所教授関根康人 Yasuhito Sekine: 1978年東京都台東区浅草生まれ。
2001年3月東京大学理学部卒。
2006年3月東京大学大学院理学系研究科、修了。博士（理学）。
専門は惑星科学、アストロバイオロジー、地球惑星進化学。
東京大学助教、講師、准教授を経て、現在は東京工業大学地球生命研究所教授。
2016年、文部科学省文部科学大臣表彰若手科学者賞。; 著書『土星の衛星タイタンに生命体がいる！「地球外生命」を探す最新研究』（小学館新書）
共著『科学者18人にお尋ねします。宇宙には誰かいますか?』（河出書房新社）などがある。