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ただいまロボットと没頭(ボットー)しとります。
その精度に驚愕!
産業用ロボットの〈AI力覚制御〉

人の代わりに高速作業。
ロボットの性能を最大にするAI!

これからの世界で大きな課題になっている、人口の減少。そこで注目されているのが、人に代わる産業用ロボットの技術についてだ。三菱電機は、ロボットの作業の制御にAI技術「Maisart(マイサート)※」を取り入れて、その生産性を飛躍的に向上させる開発をしているぞ。AIが実現した、人の力を使わず、自分で考えて高速化していく2つの技術の真髄を、さくっと話してもえーあい? ※「Maisart」は三菱電機AI技術ブランドの名称であり、独自のAI技術ですべてのモノを賢く(Smart)する思いを込めた、Mitsubishi Electric’s AI creates the State-of-the-ART in technologyの略です。

AIの細やかな微調整が
作業スピードを塗り変える!

AIはロボットのどこで使われているんだろう。
たとえば組み立ての作業。ロボットはさまざまな姿勢で作業する。作業の工程によっていろんな姿勢になるので、自分の手の重さにより掛かっている力の向きが変わる。そのたびに、ロボットが一時停止して、センサーの力の値を0にしなおす必要があったのだな。そこで「センサー補正」という技術によって、自ら学んだ姿勢ごとの力の値に関するデータを活用しながら、次の動きに合わせて自分で力を補正して、止まることなく作業を続けることができるようになった。
もう一つは「挿入速度最適化」。せまい穴に部品を入れる作業で、部品に大きな力をかけずに絶妙な加減で、最短になる動きを制御して高速作業していくのだ。ここにもAIが使われているぞ。
これまでロボットに教え込むのは、とても多くの時間がかかっていた。しかしAIを使うことで、最短約5分間、ロボットが繰り返し試行動作するだけで、最適な動きを学習でき、生産性が飛躍的に向上したのだ。「ロボットは便利だけど遅い」、そんな時代はもう昔の話。この際、私の未来もしっかり組み立ててほしいわな。

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