感情分析サービス emoiwa、
令和7年度 関東地方発明表彰「発明奨励賞」受賞しました
2025年11月28日
お知らせ
このたび、三菱電機デジタルイノベーション株式会社の「感情分析サービス emoiwa」※に応用されている発明「音声感情分析システム(特許第7584567号)」が、令和7年度関東地方発明表彰において、「発明奨励賞」を受賞しました。
大正10年に始まった地方発明表彰は、全国を8地方(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)に分け、各地方において優れた発明、考案または意匠を完成、実施化に尽力した発明者等を顕彰しています。
今回「発明奨励賞」を受賞した発明は、音声をテキスト化したテキスト内容だけでは文脈や発話のニュアンスが失われるため感情の判別が難しいという従来の課題(図1)に対応しました。具体的には、音声テキストに発話者の感情データを統合することで、発話者の感情・特徴的単語パターンを推定し、また、学習モデルにより会話評価を行うことで総合的に会話を分析して(図2)課題を解決しています。
当社は本発明を「感情分析サービス emoiwa」に応用して、コンタクトセンターの従業員のメンタルや会話スキルなどを分析し、優先的にケアすべき人材を特定して早期ケアを行い、離職者の抑制および人材不足解消、顧客応対品質向上などの企業の課題解決に貢献しています。
図1 従来の課題
(OP:オペレーター、CU:カスタマー)
図2 会話分析結果
受賞者
田口 進也 (三菱電機 開発本部 情報技術総合研究所 AI研究開発センター 副センター長)
白浜 広彬 (DXソリューション事業部 BI データ・ストラテジーグループ)
鶴田 季丸 (DXソリューション事業部 BI データ・ストラテジーグループ)
表彰式にて(写真左から鶴田さん、白浜さん、田口さん)
- 「感情分析サービス emoiwa」は、コンタクトセンターの離職確率の推定と可視化によって、離職傾向のあるオペレーターを早期に検出し、管理者による効果的な対策を支援するサービスです。
- emoiwaは、三菱電機デジタルイノベーション株式会社の登録商標です。
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