ニュースリリース

　近年、世界各地では、人口減少、担い手不足、財政的制約など、都市や地域が抱える諸課題を、IoTやAIなどの新たな技術を活用して解決するスマートシティーに関する取り組みが進められています。

　当社は、スマートシティーのデータ連携基盤を介したサービス提供における決済のデジタル化に着目し、当社ソリューションとデジタル地域通貨アプリケーションを組み合わせた新たなサービスの創出（監視カメラで解析した混雑状況に応じてデジタル通貨を付与することで混雑緩和につなげたり、エネルギーマネジメントシステムと地域通貨基盤の連携によりCO₂排出権をデジタル通貨へ還元することなど）を検討しています。

　今回、岐阜県飛騨高山地域の「さるぼぼコイン」や千葉県木更津市の「アクアコイン」などのデジタル地域通貨を手掛けるフィノバレー社に出資することで、当社の強みであるハードウエアやシステム開発技術とフィノバレー社の技術・ノウハウを掛け合わせて、スマートシティー関連の新たなサービスの創出を目指します。

　今後、自治体向けの新たなデジタル通貨サービスの共同開発をはじめ、当社のデータ連携基盤とフィノバレー社のデジタル地域通貨基盤を連携させたシステムの構築や、デジタル地域通貨を用いた顔認証決済システムの実証実験を2022年度中に行う予定です。

　当社は、長年積み重ねてきた技術・ノウハウと他社の技術・ノウハウを掛け合わせ、社会課題の解決に貢献して参ります。