三菱電機株式会社は、グローバル・ブレイン株式会社と共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「MEイノベーションファンド」が出資する第2号案件として、フィールドサービスマネジメントの効率化を実現するアプリケーション「KEGMIL」を提供するシンガポールのスタートアップFTV LABS PTE. LTD.(以下、FTV LABS)へ出資いたしました。

昨今、デスクワーカーが担う業務は、業務基幹システムや顧客管理システムの導入で業務の効率化が進む一方、現場で働くノンデスクワーカーは、データを手作業で記録管理する場合が多く、今でも紙を使った業務が大きな割合を占めています。また、多くのノンデスクワーカーの業務は、これらのシステムと直接つながっておらず、現場で取得したデータの多くは、オフィスに戻り手作業で入力されています。KEGMILは、このラスト・ワンマイルのデジタルトランスフォーメーションの実現に貢献しています。

当社とFTV LABS は、さらなるモバイルファーストを推進し、KEGMILによる業務効率化を実現するとともに、東南アジアを中心とした事業展開を目指します。

FTV LABS PTE. LTD. 創業者兼CEO Kelvin Ong氏 コメント

「昨今、業界に特化したマネジメントサービスの需要が高まっています。ノンデスクワーカーが担う業務は専門性が高いことも多いため、その業界に深く入り込み、課題を解決する必要があります。KEGMILを活用することで暗黙知を形式知に変え、組織知として蓄え、業務効率の向上が実現できると信じています。」

三菱電機株式会社 常務執行役 CDO(ビジネスイノベーション本部長) 榊原洋 コメント

「三菱電機では、様々な事業においてフィールドサービスが存在しています。しかし、フィールドサービスの領域には手作業や非効率なプロセスが多々あることも事実です。KEGMILを活用した次世代のフィールドサービスマネジメントの実現に向けて、大いに期待しています。」



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