三菱電機株式会社は、グローバル・ブレイン株式会社と共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「MEイノベーションファンド」における第3号案件として、OT & IoTサイバーセキュリティプラットフォーム「SCADAfence」を提供するイスラエル発のスタートアップSCADAfence Ltd.(以下、SCADAfence)へ出資をいたしました。

SCADAfenceは、産業システム、社会インフラを対象としたネットワークに接続されている機器を可視化して、セキュリティリスクを抽出します。昨今、悪意のあるマルウェアの感染により、工場をはじめとする産業システムや暮らしの基盤を支える社会インフラが停止してしまうなど、サイバー攻撃により重大な問題を引き起こした事例が発生しています。SCADAfenceは、ネットワークに接続された機器を自動的に認識、稼働状態を可視化することで、ネットワークの脆弱性や脅威を明らかにすることができます。マルウェアの侵入や不正操作を検知するだけでなく、シャドーIoT(IoT機器がネットワークに接続されていることを、企業が把握していない状態)の検出も可能です。

当社とSCADAfenceは、製造業向けOTセキュリティプラットフォームの強化を加速、国際標準(IEC62443)などに準拠した安全安心な製品群の提供に努め、事業展開を目指します。

SCADAfence Ltd. CEO Elad Ben Meir氏 コメント

「サイバー攻撃の脅威やデータ漏えいなどのセキュリティリスクに対応した高度で堅牢なネットワークの確立が求められています。OT & IoTサイバーセキュリティ分野の豊富な経験と安定した稼働が求められる産業システムの知見を活かし、お客様に最善の解決策を提供いたします。」

三菱電機株式会社 常務執行役兼CDOビジネスイノベーション本部長 榊原洋 コメント

「SCADAfenceの技術と三菱電機の製品、及びサービスを組み合わせることで、セキュリティリスクを迅速に検出、マルウェアの侵入や不正操作によって引き起こされる損害を最小限に抑えることが期待できます。お客様の期待に応える堅牢なネットワークの確立を目指し、安全安心な製品群を提供いたします。」



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三菱電機株式会社
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