競技もキャリアも諦めない。女子ラグビー選手を支える新たな取り組み

2026.04.09

競技もキャリアも諦めない。女子ラグビー選手を支える新たな取り組み

2025年に開催された女子ラグビーワールドカップは、女子ラグビーというスポーツの存在感を世界に示す画期的なイベントだった。この流れを受け、Mitsubishi Electric Europe B.V.(三菱電機ヨーロッパ)は女子ラグビーへの支援をさらに発展させ、新たに「Parallel Potential」を立ち上げた。女子ラグビー選手が競技活動と並行して職業スキルを身につけられるよう支援する取り組みである。

女子アスリートのキャリア支援は、さらなる取り組みが求められてきた分野だ。三菱電機ヨーロッパはこの課題に向き合い、女子アスリートの未来を支える新たな一歩を踏み出した。スポーツ協賛は一般的に、ブランド認知の向上やファンとのエンゲージメント強化と結びつけられることが多いが、三菱電機ヨーロッパの取り組みはそれらを越え、競技とキャリアの両立を可能にする環境づくりを目指している。本記事では、この取り組みの背景、主な活動内容、そして今後の展望をご紹介していく。

目次

女子ラグビー支援の歩み

三菱電機ヨーロッパは、2023年から女子アスリートを支援するさまざまな取り組みを進めてきた。その一つが、World Rugbyと連携してLinkedIn上で展開したコンテンツシリーズだ。

このシリーズでは女子ラグビー選手が登場し、ワークライフバランスやキャリア形成など、職場で直面する課題についての見解を紹介するとともに、それらを乗り越えるための実践的なアドバイスを共有。現役および元アスリートの経験や知見も取り入れながら、アスリートが職場でどのような経験をしているのか、その実態を広く伝えることを目的としている。

Parallel Potentialキャンペーン

「Parallel Potential」は、ラグビー競技に取り組みながらフィールド外でもキャリアを築こうとする女性を応援する、目的志向型のキャンペーン。キャンペーンの立ち上げにあたり、イングランドのPWRリーグに所属する女子プロラグビーチームTrailfinders Womenと連携した。

三菱電機ヨーロッパはTrailfinders Womenと共同で、競技と仕事の両立における選手たちの課題を紹介する動画シリーズを制作。インタビューからは、柔軟性、信頼、そして理解の重要性が浮かび上がり、これらの要素がキャンペーンの理念を形づくっている。動画はYouTube(上記)およびParallel Potentialの特設ウェブサイトで視聴可能だ。

Parallel Potentialを実践へ

サリー・ウィリアムズ
サリー・ウィリアムズ

サリー・ウィリアムズ
Trailfinders Women バックロー 兼 三菱電機ヨーロッパ コーポレートコミュニケーションコーディネーター

三菱電機ヨーロッパの調査から、女子アスリートは職場においても価値の高いさまざまなスキルを身につけていることが明らかになった。例えば、明確なコミュニケーション能力、従来男性が多い分野でも自信を持って意見を発信する力、そして変化への適応力などが挙げられる。
こうした考え方を実際の取り組みとして具体化するため、三菱電機ヨーロッパはTrailfinders Womenの選手であるサリー・ウィリアムズを欧州コーポレートコミュニケーションチームの一員として採用した。
サリーのフルタイムの職務はフレキシブルな勤務時間で設計されており、プロラグビー選手としての活動と企業でのキャリアの両立を可能にしている。また、所属クラブがオフィスの近くにあるため、競技と仕事の間をスムーズに行き来することができる。

Next Steps

2025年の女子ラグビーワールドカップは、女子ラグビーを世界の舞台に大きく押し上げた象徴的な出来事だった。しかし、女子ラグビーの選手たちを支える取り組みはこれからも続いていく。
Parallel Potentialの最終的な目標は、ラグビー選手に限らず、さまざまなスポーツのアスリートが、競技の内外で活躍できる環境をつくることだ。その実現には、社会全体での意識の変化が欠かせない。三菱電機ヨーロッパは、これからもその変化を後押しするきっかけ作りに取り組んでいく。

*掲載されている情報は、2026年4月時点のものです。

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