「運ぶ」の常識を変える。次の社会と並走を始めた、自律走行ロボットの“いま”をレポート

2025.04.14

#ピックアップ #インタビュー #研究開発 #社会貢献 #世界各地の三菱電機 「運ぶ」の常識を変える。次の社会と並走を始めた、自律走行ロボットの“いま”をレポート

自動で物を搬送する自律走行ロボット。いま、このサービスは、街中に限らず医療現場にも広がりをみせている。物を運ぶことを通じて社会貢献を目指す、自律走行ロボット開発の第一線とは? ロボットが配送の枠を超え、ソリューションパートナーとなる未来のために奔走するそれぞれのメンバーに迫る。

人へ物を配達してくれる「自律走行ロボット」が社会で活躍を始めている。その活躍はどのようにして実現しているのか。三菱電機が手掛ける自律走行ロボットに様々なカタチで携わる担当者が、その前線を紹介し、自律走行ロボットの“いま”をお届けする。

アプリなどでロボットを呼び出し、食べ物や日用品などの荷物を積み込み、自宅や指定の目的地まで配送してくれる自動配送ロボット「Cartken」。独自開発されたAIを搭載し、人、物、車両、道路を区別することで、確実に荷物の配送を可能にしている。そんな自動化で気になるのが安全性だ。走行中のリスクを回避し、高度な自律走行を支えるその裏側では、オペレーターによる人の目を通した監視や必要に応じた操作も行なっている。

さらに、安全性が求められる病院などの医療現場での使用を想定して開発されたのが、病院向け配送ロボット「MELDY」だ。一層の配慮が求められる医療現場に対応するために、運び方やセキュリティ対策に関わる様々な特徴を備えている。

担当者は今後の展望をこう語る。「社会課題である物流格差や高齢化が進むなか、運ぶという仕事を超え、ロボットを私たちの生活を支える新たなパートナーとし育ていきたい」。

INTERVIEWEE

メルコモビリティーソリューションズ
搬送ロボット営業部

小森 双葉

2024年入社。自動配送ロボットの営業を担当し、「Cartken」ロボットの導入提案をはじめ、パートナー企業との協業推進や運用支援に従事。ロボット技術を活用し、効率的で持続可能な配送インフラの構築を目指す。

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メルコモビリティーソリューションズ
技術統括部 専任

仲内 一馬

2012年入社。自動車機器事業が取り組む、電装品やナビゲーション、ETCのアフターサービスに従事。現在はロボット配送サービスにおいてロボットが安全に走行するための対策検討と教育制度・環境の構築に取り組む。

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メルコモビリティーソリューションズ
サービスソリューション部 専任

丹下 惠介

2012年入社。自動車機器事業部の代理店として電装品やナビゲーション、ETCのアフターサービス業務に従事。現在はロボット配送サービスにおける遠隔監視業務の教育と、ロボットの自律走行に向けたリスクアセスメントに携わる。

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三菱電機モビリティ
新事業プロジェクトグループ

後藤 郁哉

2019年入社。自動車メーカー向けの製品の営業として、カーナビゲーション・オーディオ等の受注活動、量産開発の支援、出荷管理業務に従事。現在は新規事業開発部署にて病院向け搬送ロボット等のソリューション企画・営業に取り組む。

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三菱電機モビリティ
新事業プロジェクトグループ

有村 仁孝

2014年入社。自動車メーカー向けの営業として、自動車部品の受注活動、量産開発の支援に従事。現在は新規事業開発部署で主に自動配送ロボット事業の全体戦略立案、パートナー企業との協業推進などに取り組む。

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