技術系 2006年入社(学部卒) 理工学部 田村 壮 福山製作所 生産システム推進部 生産技術技術系 2006年入社(学部卒) 理工学部 田村 壮 福山製作所 生産システム推進部 生産技術

技術系 2006年入社(学部卒)

理工学部

田村壮

福山製作所
生産システム推進部
生産技術

※記事、所属・役職及び写真は取材当時のものです。

できるだけ
現場の息づかいや
温度を感じながら。
人が人のためを思って
実行する 業務改善でありたい。


製造部門の業務改善を通じて、
現場スタッフをバックアップ。

生産企画課に所属する私の担当業務は、福山製作所の主要ビジネスユニットである「配線用遮断器(いわゆるブレーカー)」の製造現場を支援すること。作業改善や作業者毎の時間配分を見直すなどの業務改善を通じて、現場スタッフの働きやすさや作業効率を最適化した製造ラインを設計、導入することが主な業務となります。具体的には“必要なものを、必要なときに、必要なだけ、生産する「JIT(Just In Time)生産方式」”に基づく改善活動、一言でいえば“無駄取り”です。たとえば、労働力の無駄遣い、リードタイムの無駄遣い、物流やスペースの無駄遣いを改善することで、それまで10人でやっていた作業を9人で、あるいは30分かけていた工程を25分でできるように業務の効率化を図り、現場を支援することが私のミッションです。

この他、国内では技術仕様の管理、あるいは遮断器の設計・システム開発・部品の製造を委託している外部の協力会社や製造工場に対する支援も担当しています。一方、海外では2014年10月に設立20周年を迎えた中国大連市の工場や、2012年に遮断器の製造を開始した福建省厦門の工場で、新機種製造移管に伴う製造ラインの立ち上げや、現地スタッフの教育研修といった業務を推進しています。

製造部門の業務改善を通じて、現場スタッフをバックアップ。

自分の職場を少しでも良くしたいという想いは万国共通です。

つい先日も大連に出張し、福山製作所主催のセミナー「中国ものづくり研修」を責任者として企画運営してきたばかりです。この研修は毎年大連工場で実施されているもので、日中双方の製造現場で管理者レベルにあるスタッフが混成チームをつくり、一週間かけてみっちりと大連工場の業務改善を検討、実施します。日本からの参加者が、長年培ってきた福山製作所の製造業務に関する知見やスキルを大連工場のスタッフに伝えるだけでなく、大連工場の生産ノウハウや業務改善から知見を得て、福山へ持ち帰るという技術交流を兼ねた研修となっています。研修プログラムの最後には、チームで協力して、業務改善に関するレポートをまとめ、大連工場のトップに研修内容の成果報告を行います。こうしたセミナーを製作所の人事研修課とともに企画し、運営することもまた私たちの仕事なのです。

セミナーを終え、私がいつも感じることは、自分たちが働いている職場を少しでも良くしたいという想いは、みんな一緒だということです。大連スタッフのそうした想いは、日本人スタッフのそれに勝るとも劣らない。それは厦門工場のスタッフも同様で、大連に追いつき追い越せの気持ちで業務改善に取り組んでいます。そんな想いが伝わってくると、こちらの指導にも熱が入ります。

自分の職場を少しでも良くしたいという想いは万国共通です。自分の職場を少しでも良くしたいという想いは万国共通です。

仕事への取り組み方が変わったのは上長の一言でした。

今でこそ中国工場における業務改善について、現場管理者を指導する役割を担っていますが、入社1年目の頃は、私が身につけていた生産技術や設備導入、業務改善に関する知識などはまだまだ不十分でした。ですから、生産企画課に異動したばかりの入社2年目、業務改善のテーマを与えられてもパソコンの前で悩むばかりで、いいアイデアなど浮かぶはずもありませんでした。そんな私の様子を見かねたのか、当時のトレーナーでありグループリーダーだった上長から「現場にどんどん行け!」「机の前に座るな、現場に行って来い!!」とアドバイスをいただきました。事務所に居たままどうやって現場を支援するのだ?ということです。さらに「現場の人たちに顔を覚えてもらって、とりあえず50点の出来でも構わないから現場で業務改善を考えてこい」と。「やってみないと分からない。失敗したって構わないから、前に進みながら経験を積め」と言ってくれた上長の言葉で、目が覚めました。実際、机の前でパソコンを睨んでいるのではなく、現場を歩き回って、現場の人たちと積極的に関わるようになると、課題が見えてくるようになりました。ここから私の仕事のやり方が変わりました。この経験から、新人の私でも現場からヒントをもらうことで、50点のアイデアを100点に近づけることができ、業務改善に貢献できると実感したからです。

仕事への取り組み方が変わったのは上長の一言でした。仕事への取り組み方が変わったのは上長の一言でした。

業務改善には現場との信頼関係の構築が欠かせません。

生産企画の仕事の難しさは、やはり、関係者の意識や想いの違いを調整し、同じ方向に向かうようにリードすることで業務全体を最適化していくところだと思っています。たとえば、単純にこの業務の無駄を省けば、利益率はこれだけ上がるということは、定量的には計算できます。理屈も分かりやすい。しかし、だからといって、必ずしも業務効率が向上するとは限りません。生産性も同様です。無駄を省いて、生産性が向上するとしても、品質が低下してしまう可能性があるとすれば、その改善策は実施するべきなのか、するべきではないのか。品質検査をクリアできる範囲内であれば、業務効率を優先しましょうという判断もあるが、果たして現場も賛同してくれるのかどうか。難しい判断です。だからこそ私は、現場の意見を聞き、こちらの意見も積極的にぶつけていく。現場スタッフとのキャッチボールを大切にしています。そうして築き上げた信頼関係なくして、業務改善活動は上手く機能しないと考えているからです。以前、現場の大先輩に言われたことがあります。「田村、仕事は人間だぞ」「何をするかも大切だが、誰とするかも同じくらい大切だ」と。その言葉を胸に、これからも現場スタッフが生き生きと働ける職場づくりを目標に、業務改善に取り組みます。もちろん、すべて一人でこなせるわけではありません。遮断器だけではなく他の製品分野を含め、製作所内外により多くの信頼関係を構築し、業務改善から三菱電機の品質をこれからも支えていきます。

業務改善には現場との信頼関係の構築が欠かせません。

田村 壮5年後の目標 熱い想いと技術力で現場を盛り上げる!! 田村 壮

Career Profile

2006年
入社。福山製作所に配属。生産技術課にて生産設備の改善、導入を担当。
2007年
生産企画課に異動。主に製造ラインの設計、JIT(Just In Time)改善活動を担当。
2010年
FAシステム事業本部(本社)に異動。グローバルSCM(サプライチェーンマネジメント)の全体最適化を推進。
2013年
福山製作所生産企画課に異動。製作所ならびに海外生産拠点のJIT改善活動や製造ライン設計、製造スタッフの教育研修などを担当。

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