技術系 2004年入社 機械工学専攻 竹田 恵美 住環境研究開発センター 空調冷熱技術開発部 設計・開発・技術管理技術系 2004年入社 機械工学専攻 竹田 恵美 住環境研究開発センター 空調冷熱技術開発部 設計・開発・技術管理

技術系 2004年入社

機械工学専攻

竹田恵美

住環境研究開発センター
空調冷熱技術開発部
設計・開発・技術管理

※記事、所属・役職及び写真は取材当時のものです。

子育てをしながら
技術者としての夢も
あきらめない。


熱流体の知識を活かすために。

大学時代に研究していた、熱流体の知識を活かせる仕事がしたい。そう考えて就職先の企業を探す中で出会ったのが、三菱電機でした。採用パンフレットの中に、三菱電機にはどのような製品があり、それぞれにどんな技術が必要とされるかが載っており、そこに流体も記載されていたことから、「流体技術も重視しているんだ」というのが最初の印象です。その後、最初の勤務地となった静岡製作所を見学する機会があり、対応していただいた社員の方たちの印象がとても良かったことから働きやすさを感じ、三菱電機を第一志望にして入社に至りました。

入社から現在まで所属しているのは住環境研究開発センター。神奈川県鎌倉市に本体の拠点を置いています。ただ、私が最初に配属されたエアコンや冷蔵庫の技術開発を担うグループは、これらの製品の具体的な開発や生産を担う静岡製作所にあり、私はここで結婚までの4年間を過ごしました。

1〜2年後の実際に店頭に並ぶ製品の開発を製作所のグループが担い、さらに先の製品に盛り込む技術の研究開発を私たちのグループが行うという役割分担になっており、仕事に就いて初めて知ったのは、研究開発の対象が冷蔵庫の全パーツに及ぶこと。会社での仕事は分担が細かく決められているものだと想像していたので、意外でした。テーマは主に省エネで、熱交換器も断熱材も冷蔵庫にかかわるすべての技術・部材・材料を見渡して、新たな省エネ技術を考え実現することが求められました。

熱流体の知識を活かすために。

米国企業との共同プロジェクトに参加。

こうした技術開発の一環として、入社2年目には冷蔵庫の温度状況をシミュレーションするソフトの開発に加わりました。アメリカの専門会社との共同プロジェクトで、数カ月おきに現地に出張して先方の技術者と一緒に開発作業を進めたのですが、考え方の違いから衝突することも度々あり、苦労したのを覚えています。

私たち日本の技術者は実験データとの整合性やモデルのつくり方について細かい点まで詰めようとする一方、アメリカの技術者は目的に行き着くまでのスピードを優先して全体が合っていればOKとする体質。この姿勢の違いを、なかなか埋めることができませんでした。良い刺激になったのも確かですが、あらためて考えると、私もまだ若く柔軟性が足りなかったのだと思います。今なら、相手の考え方や良い点を受け入れて自分の考えとのバランスを取り、もっとスムーズに仕事が進められると思います。

静岡時代を通じて一番の成果は、エアコンや冷蔵庫のコア技術の吸収・習得ができたこと。実際の技術開発に取り組みながら先輩たちに多くのことを教わったのに加え、製作所内での技術伝承のための勉強会で、基礎をしっかり固めることができました。人材育成に熱心なのは、三菱電機に深く浸透した風土であり、魅力だと思います。

そして、もう一つ、同期や年の近い先輩・後輩とよく飲みに行ったことが、今になって良い財産になっています。当時はたわいない話しばかりしていましたが、最近その人たちと一緒に仕事をする機会が増え、気心の知れた心強い仕事仲間になっています。

米国企業との共同プロジェクトに参加。米国企業との共同プロジェクトに参加。

ビル空調で新たな省エネ技術を実現。

静岡駐在から住環境研究開発センターの本拠がある鎌倉市大船に移ったのは、結婚のタイミングでした。職場の場所は大きく変わるものの、同じ部署内でグループを移るという形になるため、当時のセンター長や上司が後押ししてくださり、結婚後も仕事を続けられることになりました。後に子どもができたときにも感じたのですが、三菱電機には女性の活躍を支援する意識が浸透しているのだと思います。

これを機に担当製品はビル空調になりましたが、技術分野としては大きく変わらず、仕事には自然になじむことができました。冷蔵庫や現在担当している住宅用空調とビル空調で大きく違うのは、「売り切り」ではないこと。計画的なメンテナンスや省エネの管理など、ビジネスとしての幅が広い製品と言えます。技術的にも、稼働状況のデータの入手・分析ができるため、新たな技術提案がしやすいという醍醐味があります。ビル空調も主なテーマは省エネで、「ET制御」と呼ぶ冷媒の柔軟な温度コントロール技術の開発などにかかわりました。建物やフロア、時間帯ごとの室温の変化を空調の運転制御に盛り込み、より高いレベルの省エネを実現しています。

ビル空調で新たな省エネ技術を実現。ビル空調で新たな省エネ技術を実現。

夢は、子ども連れの海外赴任。

ビル空調の技術開発に3年間携わり、1年間の産前・産後休業、育児休職後に担当しているのが、現在の住宅用空調です。サイズやコスト面での制約が厳しいものの、それを乗り越えて魅力的な機能を実現する点にやりがいがあります。住宅とエアコンの関係を冷蔵庫の箱体と冷却器の関係のように捉えたり、オフィスでのデータ分析をHEMS(Home Energy Management System)に応用したり、以前の経験が活きる仕事とも言えます。

子育てをしながら働くようになって、仕事がもっと楽しくなりました。今は短時間勤務中ですが、限られた時間の中で精一杯仕事をして、あとは子どものために使うというメリハリが良い効果になっているのかもしれません。子どもに合わせて食事をして寝て、規則正しい健康的な生活にもなりました。

以前は子どもを持ったらキャリアは途中で終わる、技術者としての夢はあきらめざるを得ないと漠然と思っていました。でも、実際にはそんなことはありません。先日、高断熱住宅の視察のため、ドイツに1週間ほど出張してきましたが、子育て中でもチャンスは与えられます。夢は、子どもを連れての海外赴任。空調事業は国際展開を広げているので、今後も海外に出るチャンスが広がると考え始めています。

夢は、子ども連れの海外赴任。

竹田 恵美5年後の目標 子供を連れて海外で働きたい 竹田 恵美

Career Profile

2004年
入社。住環境研究開発センターに配属となり、冷蔵庫の省エネ技術担当として静岡製作所に駐在。
2008年
結婚。静岡から鎌倉市大船へ異動し、ビル空調の省エネ制御を担当。
2011年
産前・産後休業、育児休職。
2012年〜
復職。住宅用空調の技術開発を担当。

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