事務系 2008年入社 社会科学部 大木 幸司 系統変電システム製作所 営業部 営業事務系 2008年入社 社会科学部 大木 幸司 系統変電システム製作所 営業部 営業

事務系2008年入社

社会科学部

大木幸司

系統変電システム製作所
営業部
営業

※記事、所属・役職及び写真は取材当時のものです。

人とのつながり、信頼関係を大切に、
世界中の電力安定供給に貢献したい。


机上ではなく現場を見て知ること。その大切さを知った学生時代。

中学生の頃から、世界の紛争や貧困問題に関心がありました。そのきっかけは、英語の授業での教材にピューリッツァー賞を受賞した写真「ハゲワシと少女」の話が描かれていたことです。「世界にはこんな状況の国もあるのか…」と驚き、自分でいろいろと調べるようになりました。その影響もあり、高校は国際学科に進学。高校1年生から2年生に進学する際の春休みを利用して、タイにおける日本政府とNGOの国際協力現場を視察するスタディツアーに参加しました。バンコクのスラム街(クロントイスラム)では、子どもたちは学校にも満足に行けず、小さな子が道路で花を売って働いているのです。そんな姿を見てショックを受けるとともに、自分は自由に勉強できることに、心の底からありがたさを感じました。それまでは書籍などを読むことで世界の貧困問題について学ぼうとしていましたが、やはり現場に足を運んで、自らの目で見て確かめなければ本質は見えてこないと痛感しました。この時の経験は「現場を知ることの大切さ」という意味で今の仕事にも生かされていると思います。

大学に入るとパレスチナ問題に取り組むNPOに参加し、2005年の夏からはエルサレムにある大学へ、1年間留学しました。大学で勉学の傍ら国連機関(UNHCR)のエルサレム事務所でインターンシップに参加、中東諸国を旅しながら国際協力の現場を見て回りました。その経験を通じて学んだことは、援助の先にある人々の自立や雇用、そして社会インフラの整備が何よりも重要であるということでした。当時は大学院に進んで、雇用創出や開発学などの専門性を高めたいとも考えていましたが、やはり経済・ビジネスが発展しないと国や人々の暮らしは変わらない。そう思うようになり、民間企業で働く意思を固めました。

机上ではなく現場を見て知ること。その大切さを知った学生時代。

一歩先を読み、コミュニケーションを深める。それが成功への道。

会社選びをするにあたり、私は最終的に3つの軸が大切であることに気がつきました。それは「公共性」「国際性」「人」です。「公共性」「国際性」は事業内容や実際のプロジェクトを会社説明会で教えていただき、企業情報を調べていくことで把握することができました。また留学中にエジプトへ旅行した際、日本から遥か遠く離れたアレクサンドリア図書館に三菱電機製品が納められていることに感動し、思わず写真を撮った記憶がありました。そんな中で三菱電機に就職先を決めた理由は、「人」が決め手となりました。就職活動時期に国連機関でアルバイトをしていたのですが、スタッフに偶然、三菱電機のOGの方がいらっしゃったのです。「三菱電機はいい会社よ」という彼女に対し、「どこがいいのですか?」と素直に聞いたら、「人」と。とにかくまじめで誠実で、嘘をつかない人ばかりだから、信頼できる会社だと思うと言われたのです。面接での会話でも、そんな雰囲気が伝わってきて、「信頼している先輩がおっしゃったとおりで間違いない」と直感し、入社を決めました。

現在任されている役割は、サブグループリーダー。課を取りまとめ、若手社員のサポートをし、数字管理や日々の業務を統括しながら、QCD(Quality:品質、Cost:費用、Delivery:納期)を担保するといった仕事です。日本では東京地区を、海外は中国を担当しています。お客様先へ出向く第一線の営業や、営業と技術者を繋ぐ製作所営業と連携しながらプロジェクトを進めていくわけですが、この仕事に“ここまででいい”という線引きはなく、常に先を見据えながらリスク管理をしていく必要があります。最近は特に、これまで培った経験やノウハウを、しっかりと後輩たちに伝授していくことが重要だと感じています。そのためにはコミュニケーションが大事。目を配り、気を配りながら充実した毎日を過ごしています。

一歩先を読み、コミュニケーションを深める。それが成功への道。

「We want this!」その言葉に込められた信頼と期待。

これまで、様々なプロジェクトに携わり、社会インフラ整備に力を注いできましたが、その中でも一番の思い出が2011年の秋のこと。とある中東の紛争地域におけるお客様との商談でした。当初は発電所からの電力供給網を守る上で重要なGIS(ガス絶縁開閉装置)の製品紹介をしていたのですが、商談相手である国家の電力政策を担う大臣顧問は私の話を遮るように、突然ボロボロの分厚い仕様書を机の上に出したのです。そしてひとこと、「We want this!」。その資料は1980年代に当社が納めた変圧器の設計資料で、お客様は当時、電力庁の若手職員としてこのプロジェクトを担当していたと言います。出張で日本の工場にも来られていたこともあったそうで、三菱電機の営業や技術者の真摯な対応や、度重なる戦禍を耐え抜き、今でも健全に機能しているその品質の高さを評価してくださっていたのです。そして祖国復興のために、ぜひ同じ製品を供給してほしいと要請されました。

資料の表紙には「1984年」の文字と、一人の名前が記されていました。その方は、私が入社して製作所勤務時代に大変お世話になった大先輩の名前だったのです。そして1984年は私の生まれた年。不思議な巡り合わせを感じ、背中に電流が走るかのような衝撃を受けました。30年近くの歳月をかけて信頼を築き上げてきた先輩方の努力に感動するとともに、責任の重さも同時に受け止めました。国家プロジェクトゆえに他社製品も含めて検討される入札案件ではあったものの、その後、無事に受注し、納品に至りました。2016年の春にお客様と別件でお会いする機会があり、私のことを覚えてくださっていました。がっちりと手を握り、「ありがとう」と。その言葉は今も耳から離れません。

「We want this!」その言葉に込められた信頼と期待。

人を思い、人に支えられ、生きていく。その大切さを胸に。

このようなエピソードにもあるように、私が手掛ける事業分野における三菱電機のイメージは、長い年月をかけて現場で実際に活躍する製品などによってコツコツと築かれているように感じています。「信頼を築くのには時間がかかるけれども、失うのは一瞬です」と、入社当時に世界を股に掛けて活躍されている大先輩から教わった言葉は、私の仕事人生の道しるべ。貧困や紛争問題への関心から世界に目を向け、現地の人々の豊かな暮らしづくりに寄与したいという思いで三菱電機に入社したわけですから、これからも信頼を軸にインフラ整備に貢献していきたいです。

今、妻と2人の子どもがいます。若い頃は「世界に貢献したい」という夢そのものが、私のエネルギーの根源だった気がしますが、今それは家族です。そう考えてみると、人とのつながりや絆が大切なのだと感じています。私は家族、そして仲間たちという人に支えられ、そのために頑張り、生きています。そんな人とのつながり、家族を愛する気持ちが、貧困や紛争問題を解決していくための身近な一歩なのではないか。最近はそう考えるようにもなりました。人種や言葉が違っていても、相手を思う気持ちを持って真摯に向き合えば、必ず信頼関係は築けます。三菱電機に入社して、社会人になり、夫になり、親になった。これからもしっかりと足元を見つめながら、一歩一歩着実に進んでいきたいと考えています。

人を思い、人に支えられ、生きていく。その大切さを胸に。

大木 幸司5年後の目標 子どもたちが大志を抱ける電力プロジェクトに参画! 大木 幸司

Career Profile

2008年
入社し、本社 電力海外事業部 海外電力第二部第一課に配属。系統変電システム製作所の営業部にて海外営業課に駐在。
2010年
本社 電力海外事業部 海外電力第二部第一課へ異動。
2012年
ドバイ支店駐在。 Deputy Managerとしてドバイ市場営業、支店運営補佐(アドミ/人事総務/経理)を担当。
2015年
Assistant General ManagerとしてMENA地域営業、支店運営補佐(同上)を担当。
2016年
Marketing ManagerとしてMENA地域営業に特化。
2016年
系統変電システム製作所 営業部 系統変電営業第二課へ配属。

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