技術系 2008年入社 電気電子物性 山口 晴央 高周波光デバイス製作所 光デバイス部 デバイス第一課 電気設計職技術系 2008年入社 電気電子物性 山口 晴央 高周波光デバイス製作所 光デバイス部 デバイス第一課 電気設計職

技術系2008年入社

電気電子物性

山口晴央

高周波光デバイス製作所
光デバイス部
デバイス第一課
電気設計職

※記事、所属・役職及び写真は取材当時のものです。

視野を広げること。
その先に成功体験が待っています。

三菱電機独自の高い技術力に、エンジニアとして成長できる可能性を感じた。

入社後から現在の仕事内容を教えてください。

入社後、高周波光デバイス製作所のウエハ製造技術部門にて、光半導体デバイスのプロセス技術(エピタキシャル成長)を担当。その後、2016年より光デバイス設計部門に異動し、現在は光ファイバー通信システム用の半導体素子設計を手掛けています。第5世代移動通信システム(5G)基地局用の光通信システムに使用されるもので、高速・低遅延・同時接続を実現するために必要な25ギガビット/秒で動作可能なデバイスを設計しています。

三菱電機に入社動機はどういったものでしたか?

三菱電機を選んだ理由は、基礎研究から製品開発まで自社で完結していること。他社が真似できない独自技術を製品に展開していることでした。仕事の分野としては大学で研究していた電気電子物性と直接合致していませんでしたが、自分にとって新しい挑戦も成長につながるだろうと感じ、より製品に近い場所で活躍したいと考えて、研究所ではなく製作所勤務を希望しました。

仕事をする中で、いま感じていることを教えてください。

技術革新のスピードが驚くほど速い今、求められるスペックや乗り越えるべき課題は大きく、プレッシャーも少なくありませんが、自分が手掛けた製品が世の中のインフラを支えているという自負が、私の原動力となっています。

三菱電機独自の高い技術力に、エンジニアとして成長できる可能性を感じた。 三菱電機独自の高い技術力に、エンジニアとして成長できる可能性を感じた。

北米メーカーとの折衝で感じた、パートナーと目的・ゴールを共有することの大切さ。

これまでのキャリアの中で、印象に残っているエピソードを教えてください。

入社7年目のことでした。半導体を製造するにあたり、北米のメーカーからウエハを仕入れ、量産を始めたところ、不良品率が高いために製造ラインがストップしたのです。ウエハのスペックは当社設定値内に収まっていたので、最初は製造ラインの不具合を疑いました。でも、いくら検証しても製造ラインには問題がない。本当に製品スペックは正しいのかとウエハメーカーに何度か問い合わせても、「当社製品は要求スペック内である」との一点張りでした。しかし、現に問題が発生しているわけですから、その原因を追及しなければなりません。こういったトラブルは、机上だけではなかなか解決できるものではないため、私は数人のスタッフとともに渡米することにしたのです。

ハードルの高い議論に挑むのは大変だったのではないですか?

出張前には不具合原因がメーカー責任なのか、当社責任なのか判断がついていませんでした。しかし、製造ラインを一刻も早く再稼働しなければなりません。日本に残ったメンバーにデータ取得を依頼し、現地のホテルで分析。それらを早急に資料にまとめ上げ、メーカーとの議論に臨みました。当時、英会話は苦手でしたが、身振り手振りに加え、現地スタッフにも通訳をお願いし、粘り強く話し合いを重ねました。するとメーカー側でも把握しきれていなかった不具合が見つかり、問題解決と生産再開にこぎつけることができたのです。

その結果として、得られたものは何ですか?

何事にも広い視野を持って挑み、相手と同じ目標・ゴールを共有することです。議論に臨むにあたっては、「決めつけるような言い方は絶対にしない」と自分に言い聞かせました。ですからミーティングの冒頭に、こう伝えたのです。「私たちは将来にわたって、あなたたちとのビジネスを拡大していきたい。だから今回の問題を一緒に解決して欲しい」と。すると電話ではあれほどに頑なだった姿勢が変わり、私たちの指摘や提案に耳を傾けてくれるようになったのです。

その気づきは仕事でどのように生かされていますか?

私たちの仕事は決して一人で完結できるものではありません。同じ部署の仲間はもちろんのこと、製造部門・購買部門・営業部門など他部署のスタッフ、お客様、そして今回のような取引先など、関わる人はたくさん存在し、協力が欠かせないのです。確かに厳しい要求や無理難題を言われることもあります。しかし、そんなときに自分自身の最適解を押し付けるのではなく、相手の立場を理解し、あえて遠回りをしなくてはならないこともある。この7年目の出来事やさまざまな経験から、こういった判断ができるようになりました。ウエハメーカーとの議論が終わり、相手側のエンジニアに握手をしながら言われた「Keep growing!」という言葉が、今も私の励みとなり、成長を支えてくれています。

北米メーカーとの折衝で感じた、パートナーと目的・ゴールを共有することの大切さ。 北米メーカーとの折衝で感じた、パートナーと目的・ゴールを共有することの大切さ。

社内の制度を活用しながら、オン・オフを上手く切り替え、充実させる。

プライベートの時間は、どのように過ごされていますか?

もっぱら子どもたちの相手をしています。最近は6歳になる長女に自転車の乗り方を教え、1歳の次女には歩く練習をさせています。ときには会社の保養所を利用して家族で旅行に行くこともありますし、組合が実施する日帰りのバスツアーに参加することもあります。バスツアーでは、日頃、仕事で関わらない社員家族とも交流が図れるので、とても楽しいです。その後に仕事上でつながりが生まれた時は、コミュニケーションが円滑に進むので、とてもいい制度だと感じています。

独身時代の思い出を教えてください。

結婚するまでは寮生活でした。これもすごくいい経験で、同期との結束はより深まりました。情報交換や悩み相談などもでき、思い出とともに一つのキャリアとしてプラスになっています。これから入社する方には、「ぜひ一度は寮生活を」とお勧めしたいです。

日々、心がけていることなどを教えてください。

オンとオフはなるべく切り替えるようにしていますが、日進月歩の技術革新についていくためには学習も大事です。子どもがいるので以前ほど時間は取れなくなりましたが、たとえ1日30分でもe-ラーニングなどを活用し、自己研鑽に努めています。最近では在宅勤務ができるようになったので、時間をより有効に使っていきたいと考えています。

社内の制度を活用しながら、オン・オフを上手く切り替え、充実させる。 社内の制度を活用しながら、オン・オフを上手く切り替え、充実させる。

Career Profile

2008年
入社。高周波光デバイス製作所のウエハ製造技術部門にて光半導体デバイスのプロセス技術(エピタキシャル成長)を担当。
2016年
同製作所の光デバイス設計部門に異動し、光ファイバー通信システム用の半導体素子設計を担当。

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