技術系 2007年入社 電気専攻 岸和田 優 コンポーネント製造技術センター 統合化技術推進部 車載パワーシステム統合開発G 電気設計職技術系 2007年入社 電気専攻 岸和田 優 コンポーネント製造技術センター 統合化技術推進部 車載パワーシステム統合開発G 電気設計職

技術系2007年入社

電気専攻

岸和田 優

コンポーネント製造技術センター
統合化技術推進部
車載パワーシステム統合開発G
電気設計職

※記事、所属・役職及び写真は取材当時のものです。

三菱電機には、世の中をより豊かにする
コア技術がすべて揃っています。

シビアな要求の中に未来が見える。そこにはとてつもないやりがいがある。

大学時代の専攻を教えてください。

大学時代は電気専攻で、電気回路やパワーエレクトロニクスについて学んでいました。その後、大学院へ進み、学部時代とは少し専門性を変えて、モーターで駆動するロボットハンドやロボットアームなどのモーションコントロールの研究を重ねました。これら知識やスキルは、ルームエアコン用モーターの制御技術や太陽光発電用パワーコンディショナーの電気回路の設計技術の基盤となっています。

これまでのキャリア及び、現在の仕事内容を教えてください。

2007年に入社後、ルームエアコン用インバーターの高効率化技術開発に従事。2010年からは太陽光発電用パワーコンディショナーの製品設計、2017年からは現在の生産システム本部に所属し、ハイブリッド車や電気自動車など電動車両向けインバーターの製品設計に携わっています。生産・開発拠点へ出向き、そこで働くメンバーに対し、技術支援をする役割です。
電動車両向けインバーターは、とても厳しい環境下で使用されます。雨ざらし、埃まみれ、エンジンに近くなると高熱にさらされる…。部品一つ選定するのも大変ですし、常にパワーアップも求められます。開発要求はものすごくシビア。さらに電動車両は自社製品ではないため、開発スケジュールは絶対に守らなければなりません。そんなプレッシャーを感じながらも、日々、様々な発見がある今の業務はすごく充実しています。

携わる仕事のやりがい、醍醐味は何ですか?

自分が手掛けた技術・製品を搭載しているクルマが、実際に走っている姿を街中で見かけると、とてもうれしいです。車両向けインバーターの開発期間は3~5年ほどあり、その後、自動車メーカーで車両評価を行い、さらに1~2年を要します。つまり今、開発している技術が日の目を見るのは約7年後。スパンが長い分だけ、世に出た時の喜びはひとしおです。
実は、就職活動時、「近い将来、きっと電気自動車の時代が来る」と考え、自動車メーカーへの就職も視野に入れていました。そのときの思いが今、別の形で実現できているのも大きなやりがいのひとつです。

シビアな要求の中に未来が見える。そこにはとてつもないやりがいがある。 シビアな要求の中に未来が見える。そこにはとてつもないやりがいがある。

答えは、足し算ばかりの設計ではなく、引き算の中にあった。

これまでのキャリアの中で、印象に残っているエピソードを教えてください。

2015年、住宅用の太陽光発電用パワーコンディショナーの製品設計を任されたときのことです。パワーコンディショナーの動作中には少なからず電気的なノイズが発生するのですが、そのノイズはJIS規格で定められており、規定値内に収めることが義務付けられています。
新製品には新しい技術を採用していたことでノイズレベルが大きくなると予想しており、実際に試作品の評価では大幅に規定値を超過していました。実はノイズを抑えるためには、それを抑制する部品を製品に追加すればいいので、最初はそこまで重要視していませんでした。しかし、あるノイズに対してひとつ部品を追加すると、また別のノイズが出る。そのノイズにもうひとつ部品を追加すると、また別のノイズが発生する。まさにもぐらたたき状態になり、完全に袋小路に迷い込んでしまいました。JIS規格の評価試験日は決まっています。時間がどんどんと過ぎていく中、気持ちは焦るばかりでした。

問題を解決することができたポイントはどのようなものでしたか?

部品が2点、3点と増えていく中で、あるときふと、「足し算ばかりではなく、引き算してみたらどうだろう」とひらめいたのです。同僚には「そんなことはあり得ない」と一蹴されましたが、試してみると今までとはまったく違うノイズデータが現れました。これは脈がありそうだと、実験室にこもってトライ&エラーを繰り返し、数えきれないほどの組み合わせバリエーションを試した結果、規定値内に収めることに成功しました。

この経験によって得られたことは何ですか?

先ほども述べましたが、足し算ばかりではなく、引き算も大事であるということです。常識や過去のノウハウ、ナレッジを鵜呑みにせず、柔軟に発想する。当たり前を当たり前に捉えないことです。あのときセオリー通りの開発を続けていたら、目標をクリアできていたかは正直なところ分かりません。求められる技術水準が高まれば高まるほど、今までにないアプローチで、新しい可能性を追求していくことが大切だと実感できた出来事でした。
実は、このエピソードには続きがあって、いくら実験室で規定値内になったとしても安心できるわけではなく、JIS規格の評価試験場でクリアできてはじめてゴールなのです。試験結果を待つ間のあのドキドキ感は今も忘れられません。「合格です」と聞いたとき、身体の力が一気に抜けました。帰りの新幹線の中で、喜びをかみしめながら、ささやかな祝杯をあげました。

答えは、足し算ばかりの設計ではなく、引き算の中にあった。 答えは、足し算ばかりの設計ではなく、引き算の中にあった。

まだ触れたことのない新しい技術にチャレンジし、成長していくことが楽しくて仕方がない。

休日の過ごし方を教えてください。

独身時代は趣味のテニスや釣りを満喫していましたが、結婚し、子供が生まれてからは、もっぱら家事や育児です。かわいい盛りの二人の子供がおり、休日は公園に行って縄跳びをしたり、ボール遊びをしたり。学生時代に中華料理店でアルバイトをしていたこともあり、料理をするのも好きです。自信作は炒飯と冷やし中華。妻も子供たちも喜んでくれています。

充実したプライベートをお過ごしのようですが、秘訣はありますか?

一番大切なのは「意識」だと思います。「意識」が変われば「習慣」も変わります。私自身、仕事とプライベートのメリハリをつけようと意識するようになってから、計画的に業務が進められるようになり、社内の定時退社推奨日には定時に帰宅するようにしています。
最近は三菱電機全体での働き方改革も進んでおり、率先して在宅勤務を活用しながら、会社や出張先までの移動時間を家事や育児に充てることができています。

今後の目標を教えてください。

私の役割は、目の前の課題解決のための技術支援に加え、将来に向けた要素技術の開発も重要なミッションです。しかし、正直なところ、後者はまだまだ注力しきれていません。今後はそこへの取り組みを強化していきたいと考えています。10年後、自分が開発した要素技術が製品化されることを夢見て、今の部署にじっくりと腰を据えて頑張っていきたいです。

これから入社する方へのメッセージをお願いします。

総合電機メーカーである三菱電機のストロングポイントは、モーターやインバーター、コンバーター、半導体など、多岐にわたる製品を自社で開発してきた長い歴史を持っている点だと思います。内製化率が高いことから、蓄積された技術力はどこにも負けません。たとえば電気自動車には半導体やインバーター、コンバーターが使用されますし、自動運転をアシストするEPS(電動パワーステアリング)も自社開発しています。これからの世の中に必要となるコア技術が、三菱電機にはすべて揃っているといっても過言ではないでしょう。そんな環境で新しい技術を身につけ、開発するのは、エンジニアにとってすごく面白く、チャレンジングだと思います。

まだ触れたことのない新しい技術にチャレンジし、成長していくことが楽しくて仕方がない。 まだ触れたことのない新しい技術にチャレンジし、成長していくことが楽しくて仕方がない。

Career Profile

2007年4月
入社
2007年4月~2010年3月
リビングデジタルメディア事業本部 住環境研究開発センター(静岡製作所駐在)。ルームエアコン用インバーターの高効率化技術開発に従事。
2010年4月~2014年3月
リビングデジタルメディア事業本部 中津川製作所。太陽光発電用パワーコンディショナーの製品設計に従事。
2015年4月~2016年3月
リビングデジタルメディア事業本部 京都製作所。太陽光発電用パワーコンディショナーの製品設計に従事。
2017年4月~現在
生産システム本部 コンポーネント製造技術センター。姫路製作所の電動化車両向けインバーターの製品設計(支援)に従事。

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