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小型陽子線治療装置「MELTHEA(メルセア)®

概要

小型陽子線治療装置「MELTHEA(メルセア)®」

粒子線治療はがん治療のひとつです。臓器温存が可能なことから早期普及が求められています。しかし大型・高価格なため大型病院に設置が限られていました。本製品は大幅な小型・低価格化により、設置環境を選ばず都市部の狭小な敷地への設置が可能です。病院の運用面にも着目し、ひとつの照射室で患部の位置や形状に合わせ短時間かつ高精度な照射による治療を行うことにより、小規模な施設でも多くの患者の治療機会をつくりだすことが可能となりました。高精度の照射は患部以外の正常な臓器へのダメージが少なく患者の負担軽減にもつながります。病院と患者の両方に配慮した本製品により、粒子線治療装置の普及に貢献していきます。


デザインのポイント

小型陽子線治療装置「MELTHEA(メルセア)®」
  1. (1)粒子線治療装置は大型加速器、ビーム輸送系、照射室から成り、照射室1室の場合30×40mの敷地が必要です。本製品はビーム輸送系の最適化により敷地を約35%削減し、導入コストも低減します。都市部や民間病院への導入を促進し粒子線治療を身近な存在にします。
  2. (2)複数の照射方法の中から最適な照射方法を短時間で切替えできます。時短化により多くの患者が治療を受けられるようになります。
  3. (3)治療空間の圧迫感軽減や間接照明採用など、患者のストレス軽減に配慮しました。
  4. (4)治療台の可動域表示や装置のメンテナンスカバー大型化など、治療スタッフの作業性に配慮しました。

デザイナーの一言

デザイン研究所 山田 亘
デザイン研究所
山田 亘

日本人の2人に1人ががんに罹患するといわれています。体にメスを入れない粒子線治療は、臓器温存が可能など身体への影響が少ないため、治療後のQOL(生活の質)を維持し健全な社会形成に貢献できます。しかし国内の粒子線治療施設の多くは、郊外や地方都市の大型病院向けに限られているのが現状です。多くの病院が導入しやすくするために粒子線治療装置の小型・低価格化が重要と考え、本製品は開発されました。また患者のストレス軽減や治療の円滑化など、現場の観察に基づいて細やかな要求に応えています。

  • 「MELTHEA(メルセア)」は三菱電機株式会社の登録商標です。

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