世界標準のセーフティ・サーボをめざして。
STO (Safe torque off)、SS1*1 (Safe stop 1)に標準対応。
装置の安全システムを簡単に構築できます。
*1. 安全ロジックユニット (MR-J3-D05や安全シーケンサMELSEC QS/WSシリーズなど) が必要です。
*2. MR-J4シリーズサーボアンプでは、STOの要求を満たすための電磁接触器は必要ありませんが、サーボアラームや作業者の感電リスクを回避するために電磁接触器を取付けた図としています。
*3. カテゴリ3 PL e, SIL 3で使用の場合は、パラメータの設定および対応した安全ロジックユニットを使用してください。MR-J3-D05を使用した場合は
カテゴリ3 PL d, SIL 2となります。
MR-D30 機能安全ユニットへの配線で、カテゴリ4 PL e, SIL 3 に対応
MR-D30機能安全ユニットに安全入力信号を配線することで、カテゴリ4 PL e, SIL 3に対応します。
MR-D30側で安全監視機能を実施するため、上位コントローラに依存することなく、安全監視機能を拡張することが可能です。
安全監視機能の実現も、パラメータで簡単に設定できます。
*1. 機能安全対応サーボモータを使用することで実現可能です。
*2. 機能安全対応サーボモータを使用しない場合、カテゴリ3 PL d, SIL 2となります。
CC-Link IE フィールドネットワークで、カテゴリ4 PL e, SIL 3 に対応
MR-J4-GF-RJは、安全CPU R□SFCPU-SETとシンプルモーションユニットRD77GFを組み合わせて、RD77GFに接続したCC-Link IE フィールドネットワーク経由で安全CPUの安全信号データを受け取ることが可能です。そのため、安全信号を、MR-D30のI/O経由で配線する必要はありません。
*1. 機能安全対応サーボモータを使用することで実現可能です。
*2. 機能安全対応サーボモータを使用しない場合、カテゴリ3 PL d, SIL 2となります。
(1) MR-J4-GF(-RJ)/MR-J4-B(-RJ)/MR-J4W_-B/MR-J4-A(-RJ) で実現できる機能
(2) MR-J3-D05とMR-J4-GF(-RJ)/MR-J4-B(-RJ)/MR-J4W_-B/MR-J4-A(-RJ) を組み合わせた場合の機能
(3) MR-D30とMR-J4-GF-RJ/MR-J4-B-RJ/MR-J4-A-RJを組み合わせた場合の機能
半導体・液晶製造装置への対応として、SEMI-F47規格に準拠*。(単相AC100 V、単相AC200 VおよびDC入力は適用外です。9kW以上のサーボアンプでSEMI-F47規格に対応する場合は、外付けダイナミックブレーキは使用できません。)
* 本サーボアンプの制御回路電源は、SEMI-F47に対応可能ですが、主回路電源の瞬時停電については、電源インピーダンスや運転状況に応じてバックアップコンデンサが必要な場合があります。必ずお客様の装置でSEMI-F47電源瞬時停電規格に対する実機試験、詳細確認を実施してください。サーボアンプへの入力は三相電源を使用してください。
瞬停タフドライブ
瞬時停電を検知すると、サーボアンプ内の主回路コンデンサに充電されている電力を使って、アラームの発生を回避します。供給電源が不安定な場合でも、稼働率向上に貢献します。
振動タフドライブ
サーボアンプで機械共振周波数の変化を検知して、発振時に機械共振抑制フィルタを自動で再調整。経年劣化による装置の停止ロスを削減します。
●アラーム発生前後のサーボデータ (モータ電流、位置指令など) を、サーボアンプの不揮発性メモリに保存。
アラーム復旧時、MR Configurator2にデータを読み出すことで、原因解析に活用できます。
●過去に発生した16個分のアラーム履歴の波形 ((アナログ16ビット × 7ch + デジタル8ch) × 256点) やモニタ値を確認できます。
サーボアンプの内部データから、装置の摩擦、負荷慣性モーメント、アンバランストルク、振動成分の変化を解析し、機械部品 (ボールねじ、ガイド、軸受、ベルトなど) の変化を検出できます。駆動部のタイムリーなメンテナンスを支援します。
MR-J4シリーズでは、サーボのアラームを3桁で表示します。アラーム発生時のトラブルシューティングが容易になります。
MR-J4-GFは、機械診断機能の摩擦や振動に基づき、機械の経年劣化を内部で検出し、機械のメンテナンス時期を警告にて知らせます。また、サーボモータの総移動量を内部で保存し、警告判定値を超えた場合に警告にて知らせます。警告判定値をボールねじやベアリングの定格寿命に設定することで、機械稼働状態に合わせた機械のメンテナンス時期を知ることができます。