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Factory Automation

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進相コンデンサ設備 リニューアル

現状設備の「安定稼働」・「予防保全」から「生産性向上」・「省エネ」、さらに設備の「見える化」・「安全対策」までを目標とするリニューアル製品をご提案します。当社はお客様の設備リニューアルを強力にサポートします。

製品の状態はいかがですか?

機器も老朽化すると、外観は正常に見えても、突然故障したり、復旧に時間がかかったりします。
ぜひこの機会に、予防保全活動への取組みをご検討ください。「備えあれば憂いなし」です。

更新例

KL-4S形高圧進相コンデンサ(30年前)からKL-8形高圧進相コンデンサ(現行)への更新例

KR形直列リアクトル(30年前)から低損失KR-S形直列リアクトル(現行)への更新例

KLB-S形高圧進相コンデンサ設備(30年前)からKLB-SL形高圧進相コンデンサ設備(現行)への更新例

KLB-SLシリーズは低損失化したコンデンサ設備で、高圧進相コンデンサ、直列リアクトル、開閉装置、放電コイル、コンデンサ保護装置等の付属機器を一体化し、充電部を完全に遮蔽したコンパクトなコンデンサ設備です。

一般社団法人 日本電機工業会発行のパンフレット「汎用電気機器更新のおすすめ」で、15年での更新を推奨しています。

進相コンデンサ設備のリニューアルメリット

低損失を徹底的に追求したコンデンサ設備です

  • KL-8形高圧進相コンデンサ:損失(tanδ)20W/100kvar。
  • KR-S形低損失直列リアクトル:標準品に比べて約1/2の損失。
    リアクトルの低損失化
    • 銅損の低減→巻線の電流密度の低減
    • 鉄損の低減→ハイグレード鉄心の採用
    • 漂遊損の低減→・鉄心ギャップ距離の見直し ・構造の見直し

高調波関連

  • 高調波拡大防止を目的として、JISが改正され、コンデンサには直列リアクトルを取り付けて使用することが原則となった。
  • 直列リアクトルの高調波耐量の強化。
    定格電流の130%(旧:120%)以下、第5高調波電流は基本波電流比55%(旧:35%)以下と強化が図られた。

高圧進相コンデンサ設備更新時の注意点

直列リアクトルを取り付けて使用することが原則となったため、コンデンサの定格電圧と定格容量の選定の考え方が変更となり、更新する場合の注意点を示します。

  1. 旧JIS品コンデンサと現JIS品直列リアクトルの組合せはコンデンサの端子電圧が約6.8%上昇するので、形名KL-6以前のコンデンサにはこの組合せは適用できません。
  2. 現JIS品コンデンサと旧JIS品直列リアクトルの組合せは、リアクタンス比が小さくなり、高調波電流の流入量が多くなり、過負荷となるため絶対に避けてください。
  3. 現JIS品コンデンサを直列リアクトルなしで使用した場合、定格容量より約11.6%容量が小さくなります。
    (例.定格容量:106kvar→実運転容量:93.7kvar)
  4. L=8%直列リアクトル付コンデンサ設備の更新の場合、現JIS規格にはL=8%直列リアクトルの規定がありませんので、当該リアクトルは生産中止しており、次のような対応が必要となります。
    1. L=6%で、第5次高調波含有率が70%まで許容できるリアクトル
    2. L=13%で、第5次高調波含有率が35%まで許容できるリアクトル
    以上のような注意点があります。

省エネタイプ導入のメリット

省エネタイプ導入のメリット表

老朽化による機器の更新時期

各機器の更新推奨時期と経年劣化で発生する事象

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