ニュースリリース

掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2018年11月27日
FA No.1814

TSN技術を活用し、「e-F@ctory」の強化による工場のスマート化に貢献

「CC-Link IE TSN」対応FA 製品群開発のお知らせ

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 三菱電機株式会社は、世界に先駆けてTSN(Time Sensitive Networking)※1技術を採用した新たな産業用オープンネットワーク「CC-Link IE TSN」に対応するシーケンサ(プログラマブルコントローラ)、産業用PC、サーボアンプ、表示器、インバーター、ロボットなどのFA(ファクトリーオートメーション)製品を開発します。
 複数の異なるネットワークの混在に加え、制御通信と情報通信の混在時でも制御通信のリアルタイム性の保証を可能としたTSN技術を採用したCC-Link IE TSN対応FA製品を開発することで、IoT・エッジコンピューティングを活用したFA統合ソリューション「e-F@ctory※2」をさらに強化し、工場のスマート化に大きく貢献します。

  • ※1異なるプロトコルの混在を時分割方式によって実現する標準Ethernet規格の拡張版
  • ※2FAとITを活用し、開発・生産・保守の全般にわたるトータルコストを削減する統合ソリューション提案
CC-Link IE TSNのロゴ

CC-Link IE TSNのロゴ

製品開発の狙い

  1. TSN技術に対応したFA製品により、高度なIoTシステム構築を実現
    • リアルタイム性が要求される制御通信と上位ITシステムとの情報通信が、同一のEthernet(イーサーネット)ケーブル上で混在しても定時性を確保でき、大規模かつ自由度の高いシステムを容易に構築可能
    • 生産システムの制御に影響を与えずに情報通信が可能で、Edgecross※3と連携したエッジコンピューティングシステムや、上位ITシステムとのシームレスな通信によるIoTシステムを構築可能
    • ※3FAとITを協調させるオープンな日本発のエッジコンピューティング領域のソフトウェアプラットフォーム
  2. 高速・高精度な駆動制御により、生産性向上に貢献
    • CC-Link IE TSNの効率的なプロトコルで高速な制御通信の実現により、FA製品によって構成される製造用装置やシステムのタクトタイムを短縮
    • 製造用装置を制御するシーケンサなどのコントローラーを介さずに、スレーブ機器※4間で無駄時間のない高精度な同期制御を実現
    • ※4サーボアンプやインバーターなどの駆動機器やリモートI/Oなど
  3. 当社独自機能により、システム構築の利便性向上に貢献
    • ネットワークに接続されている機器を自動検出する機能により、システムの立ち上げ工数を大幅に削減
    • システムの拡張や接続機器の追加、ユニット交換時にネットワークパラメーターを自動で追従し、立ち上げ時間を短縮することでメンテナンスコストを削減

今後の予定

実用化に向けた開発・評価を進め、2019年春以降対応製品を発売予定です。
お問い合わせ先
三菱電機株式会社 機器計画部

TEL: (03)3218-6610 FAX: (03)3218-6823

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