日常の“あたりまえ”に、再発見と新発見を。 あたりまえっ!?展 身近なワクワクが未来を創る日常の“あたりまえ”に、再発見と新発見を。 あたりまえっ!?展 身近なワクワクが未来を創る

私たちの暮らしを支える「あたりまえ」の中には、驚きと工夫がたくさん隠れています。
身近なスマホやエアコン、エレベーター、そしてはるか遠くの宇宙まで──。
かつて夢物語だったことが、今ではあたりまえに実現できる時代です。
三菱電機が現在取り組んでいるさまざまな技術も、そんな“未来のあたりまえ”の種。
その数々を取り上げてきたMEToA Ginzaのイベントも、今回で最終回となります。
ラストイベント「あたりまえっ!?展」では、歴代の人気コンテンツと最新技術が大集合!
あたりまえの向こうに広がる、ワクワクする未来を体験してみませんか。

開催期間
2025年4月18日(金)~2025年8月4日(月)終了しました

【1F】
新しい「あたりまえ」の世界へようこそ!

カラフルなタペストリーが目を引く、エントランス。METoA 1Fのショップやカフェでは、イベントテーマに合わせて厳選したアイテムや期間限定メニューも用意されています。

「あたりまえ」に潜む“あるある”に共感!

1Fでは、巨大なウェルカムタペストリーが来場者をお出迎え。イベントタイトルのまわりには、身近な「あたりまえ」に潜む“あるある”トピックスが散りばめられています。今回のイベントでは、こうした共感たっぷりの気づきやメッセージも盛りだくさん。2F・3Fでも、ぜひお気に入りの「あたりまえ」を探してみてください。

見た目にカラフル、読んでも楽しい「あたりまえっ!?展」のウェルカムタペストリー。裏面には、フロアマップも用意されています。

「あたりまえっ!?展」を玩具や書籍でも体感!

1Fショップでは、「あたりまえっ!?展」と連動した「宇宙」や「風」がテーマのグッズをセレクト。イベントの感動を、玩具や書籍で振り返ることができます。また、飲料水パッケージや古着をアップサイクルしたバッグなど、環境に配慮したアイテムが充実しているのも、METoA Ginzaならではのこだわりです。

イベントにちなんだグッズから、SDGs関連アイテムまで。METoA Ginzaらしいラインアップを楽しめます。

あの大人気パンケーキが、期間限定で復活!

METoA Cafe & Kitchenでは、「あたりまえっ!?展」の開催に合わせたコラボスイーツが登場。METoA Ginzaのオープン(2016年)当時に大人気だったメニューをアレンジした、「Death By Chocolate(デスバイチョコレート)」です。フェアトレードチョコレートを使ったアイスとソースは、ふわふわのパンケーキと相性抜群。くるみやアーモンド、エディブルフラワーが彩りを添え、見た目も華やかなひと皿です。イベント開催期間中だけの限定メニューなので、ぜひお見逃しなく!

「Death By Chocolate (デスバイチョコレート)」1,958円(税込)/ドリンクセット+330円(税込)
※数量限定、なくなり次第終了

【2F】
巨大スクリーンで体感する宇宙の旅

ここからは、METoA Ginzaでも屈指の人気を誇るコンテンツの数々を一挙に体験。なかでも目玉となるのが、巨大スクリーンで宇宙を旅する「HOPE FOR UNIVERSE」です。大迫力の映像と音響で、三菱電機が実現した「宇宙のあたりまえ」を体感してみましょう。

「こうのとり」の軌跡を追体験

「HOPE FOR UNIVERSE」は、日本初の宇宙ステーション補給機「こうのとり」のミッションを、インタラクティブに体験できる映像コンテンツです。「こうのとり」とは、国際宇宙ステーション(ISS)に水や食料、実験装置などを運ぶ無人の宇宙船。三菱電機は、その運用管制システムや制御用電気モジュールなどの開発を担当し、2009年の初号機打ち上げから2020年の大気圏再突入まで、9回にわたる全ミッションを成功させました。

「こうのとり」の打ち上げからISSにドッキングするまでの軌跡を、大迫力の映像とインタラクティブ演出で追体験できる「HOPE FOR UNIVERSE」

開発者たちの想いを乗せて、宇宙へ

METoA 2Fの壁一面に広がる宇宙空間。「こうのとり」誕生の物語は、ここから始まります。壮大な映像とともに流れるのは、プロジェクトを成功に導いた開発者たちの声。約30年にわたる開発の背景には、幾多の困難やドラマがあったことが伝わってきます。そのたくさんの想いを乗せて、大切な物資をISSに届けるミッションが、いよいよスタート! 映像では、「こうのとり」が地球を飛び立ち、大気圏を抜けて、ロケットから分離するまでの様子がスリリングに描かれます。

打ち上げの迫力と、宇宙を遊泳する感動。さらに、「こうのとり」開発に挑んだ技術者たちのドラマにも胸が熱くなります。

「こうのとり」になって高速航行を体験

ISSを目指して宇宙を航行する「こうのとり」。その速度はなんと、秒速7.8km! 東京-大阪間を1分で移動できる速さです。これは「こうのとり」が、ISSと同じ速度で併走し、ISS側のロボットアームで捕獲・接合される「ランデブーキャプチャ」方式を採用しているため。当時は実現不可能と思われていたこの方式を、三菱電機はみごと成功させ、「宇宙のあたりまえ」を塗り替えました。「HOPE FOR UNIVERSE」では、この超高速航行を「こうのとり」の視点で追体験できます。

秒速7.8kmの超高速航行を、宇宙に吸い込まれるような没入映像で体感。まるで全身が「こうのとり」になった感覚を味わえます。

ミッション成功を光のシャワーで祝福!

ついに「こうのとり」が、ISSに接近。静止しているように見えますが、どちらも秒速7.8kmの高速航行を保ったままです。動き続ける中でのドッキングは、緊張の連続。ドキドキしながら見守っていると、ISSから繰り出されたロボットアームが「こうのとり」のキャプチャに成功! その瞬間、会場全体に光のシャワーが降り注ぐ演出は圧巻です。祝福ムードに包まれながら、「こうのとり」の物語は感動のエンディングへ。でも、三菱電機の挑戦はここで終わりません。「こうのとり」の成果は、今年度打ち上げ予定の新型宇宙輸送船「HTV-X」へと受け継がれていくのです。

スクリーンから足元へと降り注ぐ光のシャワー。「こうのとり」の物語を感動のフィナーレで締めくくります。

エアコンの風を使った体験型アート

エアコンといえば、壁掛けがあたりまえ。その常識は、三菱電機が1968年に発売した「霧ヶ峰」から始まったのをご存知でしょうか。それまでのエアコンは床置きか窓掛けが主流。これを変えたのが、軽量・薄型で、まっすぐに進む風を特長とする「ラインフローファン」の搭載でした。METoA 2Fでは、このラインフローファンを使って“風をかなでる”ユニークな体験型アートを展示。あてる風の強弱によって、さまざまな文字やオブジェクトが流れ出します。お友だちやお子さんと一緒に、ぜひ遊んでみてください。

風を遠くまでまっすぐ届けるラインフローファンを、アートで体験。ファンで風を送ると、ハートや花びら、風の妖精やUFOなどが次々に現れます。

【3F】
最新技術とみんなの声で創る「未来のあたりまえ」

3Fでは、三菱電機の最先端技術を体感できる多彩なコンテンツが勢ぞろい。壁いっぱいに貼られたみなさんのお声や、三菱電機グループ社員からのメッセージにもご注目ください。

共感できる「あたりまえ」を探してみよう!

3Fエントランスでまず目に入るのが、壁やパーテーションをにぎやかに埋め尽くすメッセージボード。書かれているのは、日常にあふれる「あたりまえ」の数々です。読んでみると、「買い物するとき、マイバッグを忘れると悔しい」「アラームにしている音楽、嫌いになりがち」など、思わず共感したくなる“あるある”がいっぱい。なかには、「エスカレーターの三菱電機ロゴがカラーなのは、METoA Ginzaだけ」といった、“へえ”な発見も。気になる「あたりまえ」、みなさんはいくつ見つけられるでしょう?

メッセージボードには、身近に感じる「あたりまえ」エピソードがいっぱい。「うんうん」「あるある」とうなずきながら読む人も多いのでは?

ルーペで鑑賞する超ミニミュージアム

3Fの一角に突如現れたミュージアム。飾ってあるのは額縁だけ……? と思いきや、実はこれ、肉眼では見えないほどの超ミニアートなのです。ルーペで覗くと、極小サイズの銅板に「モナ・リザ」や「名古屋城」が精密に描かれているのがわかります。この精細な加工を実現しているのが、スマホの高機能・小型化を支える三菱電機のレーザ加工機。直径0.1mm以下の微細な穴を、毎秒7,000個という速さで加工できる高い技術力で、「スマホのあたりまえ」を進化させてきました。その精細で巧みな技を、ぜひ実際に鑑賞してみてください。

絵画だけでなく、文字が彫られた銅板も展示。カメラで拡大してモニターに映すと、レーザ加工機の説明文を読むことができます。

超高速エレベーターをバーチャル体験

中国最高層ビルの上海タワー(128階建て・632m)にも導入されている、三菱電機の超高速エレベーター。その速度は、分速1,230mを誇ります。3Fでは、この超高速エレベーターをVRで体験できるコーナーを設置。METoA Ginzaを起点に銀座の街を高速上昇しながら、東京の景色をパノラマで楽しむことができます。

VRゴーグルを装着して、超高速エレベーターの快適な乗り心地を疑似体験。地上600mの高さから見渡す、銀座や東京の絶景にも注目です。

掛け合わせて創ろう、未来のあたりまえ

家電から宇宙にまでわたる三菱電機の事業領域。そこで培ったさまざまな技術や知見、データを掛け合わせることで、まったく新しいアイデアやソリューションが生まれています。その価値創造を支えるのが、三菱電機のデジタル基盤「Serendie®」です。展示では、「家電・住宅設備」「人工衛星・宇宙」「モビリティ・交通」など5つのカテゴリーから2つを選び、組み合わせて新しいシステムを創り出す体験ができます。ここから、「未来のあたりまえ」を提案してみませんか。

「Serendie®」とは、セレンディピティとデジタルエンジニアリングを組み合わせた造語。データと技術、人との偶発的な出会いから、世界を変える「あたりまえ」を創造していきます。

叶えてほしい、こんな「あたりまえ」

3Fには、「未来のあたりまえ」づくりに向けた投票コーナーも設置されています。テーマは、「ウェルビーイング」「カーボンニュートラル」「安心・安全」「インクルージョン」「サーキュラーエコノミー」の5つ。この中から、三菱電機に実現してほしい「あたりまえ」を選び、対応するテーマカラーのボールを入れて投票します。みなさんの想いを、ぜひ三菱電機に届けてください。

色とりどりのボードが並んだ投票コーナー。5つのテーマには、三菱電機グループが注力する課題領域が示されています。
共感するテーマや実現したい「あたりまえ」に、対応する色のボールを選んで投票しましょう。
どのテーマにも、たくさんのボールが集まっていました。取材チームは、「安心・安全」に1票!

たくさんのメッセージをいただきました!

3Fの展示を締めくくるのは、「あたりまえっ!?展に込めた想い」を綴った三菱電機からのメッセージ。その三菱電機社員たちに向けた、みなさんからのあたたかいお声の数々も紹介されています。色とりどりの吹き出し付箋には、「あたりまえをありがとう」「とっても楽しかった」といった嬉しいお言葉が、日本語だけでなくさまざまな言語で書かれています。真っ白だったボードも、たくさんの想いによってにぎやかに彩られました。

「あたりまえっ!?展」の感想や三菱電機社員に向けたメッセージを、吹き出し付箋に書いて貼ることができます。

最後に、三菱電機からのメッセージをお届けしましょう。
「三菱電機はこれからもより良い社会を目指し、みなさまが願う未来の“あたりまえ”を実現していきます」──その未来を、ぜひみなさんも一緒に応援してください!

みなさんのお声がぎっしり詰まった、カラフルなメッセージボード。その1枚1枚が三菱電機社員の大きな励みとなります。

METoA Ginzaは、2025年8月4日をもって閉館いたします。2016年3月のオープン以来、延べ600万人以上のお客様にご来場いただきました。これまでのご愛顧に、心より感謝申し上げます。今後は、みなさまとの“共創の場”を全国へと広げ、さまざまな企業・団体と連携しながら、サステナブルな未来の実現に向けた体験型イベントを各地で実施してまいります。どうぞご期待ください。

『日常の“あたりまえ”に、再発見と新発見を。
あたりまえっ!?展』

開催期間: 2025年4月18日(金) ~2025年8月4日(月)

2025.06.05