和食シリーズ企画 第二弾 郷土料理を楽しもう和食シリーズ企画 第二弾 郷土料理を楽しもう

その地域の産物を使い、独自の調理方法で作られてきた郷土料理には、日本の食文化の素晴らしさがたくさん詰まっています。「和食とは何か?」に迫った和食シリーズ企画第一弾に続き、今回は、日本全国の郷土料理を通して、食卓の未来について考えます。本企画は、産経新聞社様のご協力により、過去に産経新聞料理面に掲載された郷土料理から一部をご紹介しています。その地域の産物を使い、独自の調理方法で作られてきた郷土料理には、日本の食文化の素晴らしさがたくさん詰まっています。「和食とは何か?」に迫った和食シリーズ企画第一弾に続き、今回は、日本全国の郷土料理を通して、食卓の未来について考えます。本企画は、産経新聞社様のご協力により、過去に産経新聞料理面に掲載された郷土料理から一部をご紹介しています。

和食シリーズ企画 第二弾 郷土料理を楽しもう

第三回 関東 関東の郷土料理を作ってみよう! ~三菱調理家電による再現レシピ~第三回 関東 関東の郷土料理を作ってみよう! ~三菱調理家電による再現レシピ~

【関東】しもつかれ【関東】しもつかれ

厄除けの力があるとされる塩鮭の頭と大豆に、粗くすりおろした大根とにんじんを加えてじっくり煮込み、
酒かすで仕上げた栃木県の行事食。
2月の初午(はつうま)の日、赤飯を添えて稲荷神社に供え、無病息災を祈ります。
冷やして味をなじませ、酒肴やおかず、お茶うけに。

【材料(8人分)】
  • 塩鮭の頭(半割にしたもの)…1尾分
  • 煮汁
    • 酢…大さじ2
    • 水…7カップ
  • 大豆…50g
  • 大根…1本
  • にんじん…1本
  • 油揚げ…3枚(90g)
  • 酒かす(練りかす) …100g
  • 調味料
    • 砂糖…大さじ1
    • しょうゆ…大さじ1/2~1
    • 塩…適量
作り方作り方

※三菱IHクッキングヒーターを使用した作り方をご紹介しています。

  1. 1.鮭の頭の下ごしらえをする1.鮭の頭の下ごしらえをする

    【火力8】でたっぷりの湯を沸かして入れ、軽くゆでる。
    流水にさらしながら洗い、水気を押さえる。
    出刃包丁で2cm角くらいに切る。

    ※鮭の脂ですべりやすいので、手を切らないように注意してください。

  2. 2.大豆を煎る2.大豆を煎る

    フライパンに大豆を入れ、【火力3】で薄皮が割れて中に薄い焦げ色がつくまで、ときどき混ぜながら15~20分煎る。

    ※火力が強いとフライパンの樹脂を傷めるので、【火力3】を守ってください。

  3. 3.その他の材料の下ごしらえをする3.その他の材料の下ごしらえをする

    大根とにんじんは鬼おろしですりおろす。
    油揚げは熱湯をまわしかけて油抜きし、縦半分に切ってから1cm幅に切る。

  4. 4.煮る4.包む

    鍋に鮭と煮汁の材料を入れて【火力8】で蓋をせずに沸かし、アクを除く。
    大根・にんじん・大豆を加えて煮立て、【煮込み・火加減3~1】または【火力4~2】にしてアクを除きながら鮭の骨がやわらかくなるまで蓋をせずに3~4時間煮る。

  5. 5.仕上げる5.仕上げる

    酒かすを煮汁で溶きのばし、加え混ぜる。
    油揚げを加え混ぜ、砂糖・しょうゆを順に加えて【煮込み・火加減2】または【火力3】で5~10分煮て味をなじませる。
    塩で味を調える。

  6. 6.冷やす6.冷やす

    粗熱がとれたら冷蔵庫に入れ、しっかり冷やす。