
『長ぐつをはいたネコと9つの命』
今回レポートをするのは…
※試写会に際しては、入念な感染対策を行った上で、参加いたしました。
編集部員T(男性)
私はペットを飼ったことがないのですが動物は小さいころから大好きです。よくある犬派か猫派かについては犬派です(笑)。もちろん本作は犬派も楽しめます。
編集部員M(女性)
大のネコ好きですが、ネコアレルギーで触ると目が充血してしまいます。好きなのにあまり触れられないもどかしさが、よりネコ愛を増幅させてる気がします…。
M今回のレポートは、3月17日(金)より公開予定の『長ぐつをはいたネコと9つの命』です。
Tこの作品は、「シュレック」シリーズの人気キャラクター、伝説(レジェンド)ネコ“プス”を主人公として生まれた映画『長ぐつをはいたネコ』のシリーズ第二弾なんですよね。
M第一弾は2011年に全世界30カ国でNo.1の記録的大ヒットの“ネコ旋風”を巻き起こした作品としても記憶に新しいのではないでしょうか。
T監督は『クルードさんちのあたらしい冒険』のジョエル・クロフォード、メインキャストは前作と同じく、プス役の声優をアントニオ・バンデラス、プスの元カノでキティ役をサルマ・ハエックがそれぞれ務めます。
Mでは早速あらすじをご紹介しましょう。
長ぐつをはいたお尋ね者のネコ、プス(声:アントニオ・バンデラス)は、剣を片手に数々の敵を倒す冒険をし、恋もした。しかし、ふと気付いたら、9つあった命はラスト1に!急に怖くなったプスは、賞金首のレジェンドの看板を下ろし、家ネコになることを決意。そんな時、どんな願い事もかなえるという「願い星」の存在を聞き、再び命のストックを求める旅にでた。そんな道中に出会ったのは、ネコに変装したイヌや、過去に結婚も考えた気まずい元カノ・キティ(声:サルマ・ハエック)。さらに、「願い星」の噂を聞きつけ願いをかなえようとする手ごわい奴らや最強の敵もやってきて…前途多難なプスの今度の冒険はどうなるのか?!

M私はネコ派ですが、ネコまね犬のワンコがかわいくてたまりませんでした!Tさんは犬派とのことですが、映画をご覧になりいかがでしたか?
Tまず映像がとても綺麗で動物たちの躍動感が素晴らしかったですね。犬派の私でさえあの本物のようなモフモフとした毛並みのネコや、そのほかに登場する動物たちがただただ可愛くてたまりませんでした。それに、命が9つもあるという設定が面白いですよね。
M本当ですね。もし自分の命が9つもあったとしたら、長ぐつをはいたネコ・プスのように、なにも恐れず躊躇せずに生きることができるのかな…と思いながら観ていました。やはり恐怖心は生きている以上誰しもが持っているものだと思いますが、それが無いとなると破天荒で思うがまま大胆に生きることができるものなんでしょうか。ちょっとうらやましい気もします。
T確かにそうですね。(笑)映画では9つある命のうち既に8つを使い果たしているプスでしたが、その8回の死に方について制作過程では、なんと65パターンもの様々な案が考えられていたそうですよ。
Mそんなにたくさんのパターンがあったんですね!
劇中では8回生きた自分たちと対峙するシーンがありましたが、パワフルに生きて命を落としてきた過去と、最後の命を前に恐怖心から逃げてしまっている今の自分との間で葛藤するという重要なシーンでしたよね。過去の死に方であっても重要な要素であったからこそ、何パターンも構想していたということなんですね、納得です。

T恐怖というものを初めて感じ変わってしまった自分の弱さを克服できるのか、そしてまた過去のように強い自分を取り戻すことが出来るのかという点にも注目して観ていただきたいですね。
M大人は考えさせられ、こどもも楽しめる作品ですので多くの方に観ていただきたい作品だと思いました。
Tクスッと笑えるコメディ要素もありつつ、手に汗握る戦闘シーンや「願い星」の秘密をめぐり繰り広げられる冒険アクションシーンは、アニメーションながら臨場感あふれる大迫力映像で見応えたっぷりでしたね。今回は字幕版で観ましたが、日本語吹替え版ではプスを山本耕史さん、元カノ・キティを土屋アンナさん、ネコまね犬を小関裕太さんなど、他にも豪華な方たちが揃っているのでそちらも観てみたいと思います。

Mどこか人間的でありながらもふとした仕草や行動がネコそのもので愛くるしい、そのギャップにも注目です!キレッキレでモフモフなレジェンドネコ”プス“を待ち受ける大冒険の結末はいかに…?!
ぜひ映画館でご覧ください。
次回もお楽しみに!
2023.02.20


