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ますます多様化・複雑化する社会課題を乗り越えるには、
組織の垣根を越えて技術や知見を結集し、
新たな価値を生み出す「共創」のアプローチが求められます。
『Open Technology Bank』では、サステナブルな未来の実現のため、
家電から宇宙まで、三菱電機が幅広い分野で培った多様な技術資産を活用して
パートナー企業との「共創」を推進し、事業機会の最大化を目指します。
三菱電機とパートナー企業との「掛け算」により、
新たな価値とビジネスを共創し、多様化する社会課題の解決に貢献します。

持続可能な社会の実現に向けて、プラスチックリサイクルは重要な課題です。プラスチック製品の中には、複数のプラスチック素材が混ざっているものがあります。プラスチックリサイクルでは、この素材の選別が必要で、高純度で選別することで、回収率を向上させることが大きな課題となっています。
三菱電機グループには、家電リサイクル事業で長年培ってきた、高度な静電選別技術があり、多様な業界の企業から、この技術を活用したサービスの提供を要望いただいていました。そこで、花王株式会社(以下、花王)から提供されるシャンプーボトル等の日用品プラスチック製品由来の混合プラスチックを、種類毎に選別する試験を実施しました。静電気による選別技術は、純度や回収率が高く、家電分野に限らず、多種多様な業界で製造されたプラスチック製品のリサイクルにおいて、本技術が有効であることを検証しました。また、三菱電機グループと長年協力関係にあるダイサン・株式会社(以下、ダイサン・)に、本技術を提供し、プラスチック高度選別実証機を開発し、ダイサン・において運用を開始しました。
今後、多様な業界・分野における廃プラスチック選別の実証、課題解決に取り組み、高度選別装置の販売や、導入・活用支援を中心としたサービスを展開し、循環型社会の実現に貢献します。
当社は全世界で数万件もの特許を有償開放しています。
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