みつびしでんき野外教室

「みつびしでんき野外教室」の特徴

第8次環境計画(2015~2017年度)の目標と2017年度の成果

野外教室に参加して、考えと行動がエコチェンジ!

「みつびしでんき野外教室」とは

「みつびしでんき野外教室」は身近なフィールドで、参加者とリーダーとなる社員とが、ともに自然を体感するもので、自然共生社会の実現に向けた「環境マインドの育成」の施策です。

自然保護のために何が必要なのかを自ら考え、行動するために

三菱電機グループが目指しているのは、「自然保護のために何が必要なのかを考え、自ら行動する人」、つまり環境マインドをもった人の育成です。自然に親しむことで、人間が自然に与える影響に気づき、自然保護への意識が高まり、環境への負荷を減らそうという行動につながっていくと考えています(下図)。私たちが事業を継続するには生物多様性の恩恵が不可欠です。一方、日々、様々な資源の利用や化学物質・廃棄物の排出などによって生態系に負担をかけています。それを意識し、水・大気・土壌への負荷を低減し、製品を通じて負荷の低減と改善に貢献していく必要があります。

環境マインドの礎は「五感をフルに使った自然体験」によって深く、太く養われます。野外教室は、自然体験を通じて、社員も、その家族も、地域の皆様も一緒になってエコロジー(生きものと生きものとのかかわり)をともに発見するための取組です。自然保護は三菱電機グループだけでできるものではないからこそ、様々な人々と環境マインドを共有することが大切です。2006年10月にスタートした野外教室は、社会・環境貢献、地域コミュニケーションの場としての役割も果たしています。

一般社団法人日本野外生活推進協会の紹介パンフレットを参考に作成しました。
一般社団法人日本野外生活推進協会の紹介パンフレットを参考に作成しました。

「みつびしでんき野外教室」の特徴

プログラムの企画・運営を社員が担当

野外教室リーダー育成実績(累計)

野外教室の開催で大切にしているのは社員の“手づくり”ということ。「野外教室リーダー養成講座」を受講したグループ社員がプログラムを企画し、「野外教室リーダー」を務めます。フィールドの選定、自然体験の方法、開催時期(季節)はリーダー次第。養成講座を通じて得た感動や発見を活かし、創意工夫して思い思いに企画を練り上げていきます。また、参加者により深い感動を味わってほしいという思いから、地域の有識者やNPOなどの協力も得ています。リーダーが増えるたび野外教室のバリエーションも広がっていきます。

事業所近隣のフィールドが「教室」

野外教室開催実績

野外教室の開催場所は、山、森、公園、海、川、田んぼ、牧場など様々です。全国に広がる野外教室リーダーたちは、身近な自然をフィールドに、時には事業所構内を活用して教室を開催します。棲む生きものも、生えている草木も、音も匂いも場所によって多様な表情を見せます。子どもも大人も五感をフル活用して自然の営みを感じ、発見できる様々な体験の場を提供しています。


みつびしでんき野外教室の特徴
自然の循環を学ぶ
木が枯れても“いのち”の循環は続きます。落ち葉や朽ち木は虫のすみ家や食糧となり、菌類が着実に分解していきます。たくさんの“いのち”を支えながら、長い年月をかけて土に還ります。
木が枯れても“いのち”の循環は続きます。落ち葉や朽ち木は虫のすみ家や食糧となり、菌類が着実に分解していきます。たくさんの“いのち”を支えながら、長い年月をかけて土に還ります。
豊かな土に落ちた種が芽吹き、新しい“いのち”をつなぎます。
豊かな土に落ちた種が芽吹き、新しい“いのち”をつなぎます。
育った樹木は種子をつくり、他の生きものに与え、やがて枯れていきます。
育った樹木は種子をつくり、他の生きものに与え、やがて枯れていきます。
あふれる陽の光で木はすくすくと育ち、森ができ、たくさんの生きものが集います。
あふれる陽の光で木はすくすくと育ち、森ができ、たくさんの生きものが集います。

五感を使って自然を体験する
五感を使って自然を体験する
九州支社
九州支社 毎年、油山市民の森(福岡県)で、社会福祉法人百道会ふたば保育園の園児さんと自然観察を楽しんでいます。2018年度の開催当日は、直前に雨が降ったこともあり、雨上がりの遊歩道がフィールドに。いつもより大きなサワガニやカエルと出会うことができ、園児さんの歓声もひときわでした。苔のついた滑りやすい道はカニ歩きで慎重にクリアするなど、安全管理にはいつも以上に気を付けながら実施しました。
神戸地区(神戸製作所、電力システム製作所)
神戸地区(神戸製作所、電力システム製作所) 新舞子海岸(兵庫県)での潮干狩りに併せて行う恒例の、エビ、ハゼ、ヤドカリなど海の生きもの観察。2018年度の活動で盛り上がったのは「生きものナンバーワン」探し。すべての生きものの長所を見つけて、大きさ、鮮やかさ、可愛さなどのナンバーワンを決めました。自尊心を育てつつ、生物多様性を感じる野外教室となりました。

第9次環境計画(2018~2020年度)の目標と2018年度の成果

第9次環境計画(2018~2020年度)では、「みつびしでんき野外教室」「里山保全プロジェクト」の累計参加者数を2018年3月時点から12,000人増の5万1,000人以上とすることを目指しています。2018年度は約4,000人が参加して累計43,000人となりました。

みつびしでんき野外教室と里山保全プロジェクトの参加人数増加計画

【基本方針とマネジメント】環境人材の育成

【基本方針とマネジメント】三菱電機グループ生物多様性行動指針

【社会貢献活動】里山保全プロジェクト


野外教室に参加して、考えと行動がエコチェンジ!

親として、生活者として。仕事以外でも環境のために何ができるか考えるようになりました。
親として、生活者として。仕事以外でも環境のために何ができるか考えるようになりました。

「こんなにたくさんの生きものがいるのか」。それが、兵庫県・芦屋川での水生生物観察での驚きでした。親子で参加したのですが、自分も童心に帰り、もう夢中になって生きものを探しました。レッドリストに載るような動植物は遠い存在に感じるものですが、これだけ多種多様な生きものを目の当たりにして、命の連鎖の中で希少な生きものも維持されているんだと合点がいきました。

次の年には、香川県・讃岐広島での野外教室に参加。ここではプログラムの一環としてプラスチックごみを収集し、その多さに愕然としました。調べたところ、日本の海岸には年間で東京ドーム2分の1杯分ものごみが漂着するのだとか。一千万人がかりでも、一人19kgを片付ける必要があるんです。野外教室のプログラムはたくさんあり、気づきや考えさせられることが多く、参加してよかったと思っています。

私の仕事は、ガス絶縁開閉装置という機器の開発設計です。環境へのインパクトが大きい機器であるため、仕事を通じて常に環境のことを意識してきました。野外教室への参加を機に、子どもたちも自然や環境についてより関心を持つようになったことは大きな喜びです。最近は釣りに夢中で、「きょうは大潮だからきっと釣れるね」などと潮回りのことも気にしている様子。初めて行った天文台では、澄み切った満天の星空を見上げて感嘆の声を上げていました。今後はキャンプなどにも出かけ、一緒に、より一層自然に親しんでいきたいと思っています。子どもの環境への興味を育てる一方で、例えばごみ問題への対処では「みんなを動かす」ために何ができるか、といったことも考えていきたいですね。

親として、生活者として。仕事以外でも環境のために何ができるか考えるようになりました。

受配電システム製作所
受配電システム部 C-GIS設計課
釣本 崇夫

子どもたちが、「虫が好き」から一歩進んで生態系に関心を抱くようになりました。
子どもたちが、「虫が好き」から一歩進んで生態系に関心を抱くようになりました。

我が家は全員自然や虫が大好きで、子どもたちは虫を見つけるとインターネットで調べています。「この虫はどんな虫なのかな」と思って検索すると、次々と興味を誘う情報が出てきて知識もどんどん広がります。そんな子どもたちを見ていて、私としては、実際に「目で見る」「触れる」機会をもっと増やしたいと思っていました。それが親子で野外教室に参加した動機でした。

やはり実体験に勝るものはなく、野外教室に参加して以降、子どもたちは大きく変わりました。それまでは捕まえることで満たしていた虫への好奇心がグンと膨らんだようで、虫を飼育するようになりました。夏休みの自由研究のテーマにもなったほど。虫の飼育を通じて生態系への興味もどんどん増しています。虫の世話を一緒にするのも楽しいですし、そうした成長を見られるのもうれしいですね。「野外教室には、子どもを変える力があるんだ」と思いました。

私自身のことで言うと、野外教室に参加したことで、「自然を、生態系を守りたい」「子どもたちの世代に、豊かな環境を引き継ぎたい」という思いが、一層強くなりました。家庭では、夫婦で電気製品のこまめなオフを心掛け、洗車用の洗剤も環境への影響が少ないものをしっかりと吟味。業務では、生産性を高めれば省エネや省資源になるという考えから、生産技術の改善に取り組んでいます。

子どもたちが、「虫が好き」から一歩進んで生態系に関心を抱くようになりました。

高周波光デバイス製作所
製造管理部 生産技術課
渡邉 修

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