日常生活で人々が感じている不便さや問題点を調査抽出し、これを基に整理した「基本配慮項目」がUD-Checkerの基本構成になっています。
ユニバーサルデザイン |
8.ユニバーサルデザインの基本配慮項目
どんな問題点があるのか |
基本配慮項目 |
UD-Checker(抜粋) |
||
|---|---|---|---|---|
ゴールの明確化
まず前提条件を確認すること |
・何をするための製品ですか? ・ユーザーはどんな人ですか? ・どんな環境で使いますか? |
|||
一度に多くの事柄を覚えられない 理解、納得、記憶に時間がかかる |
簡単でわかりやすい使い方
誰にでも理解しやすい操作方法 |
・見ただけで使い方がわかる ・わかりやすくなじみのある用語や表現 ・操作ボタンの数、配列を適切に ・操作手順をわかりやすく簡単に ・動作状況のわかる明確なフィードバックを用意する ・ユーザーのペースで操作できるようにする |
||
細かい表示やコントラストの低い表示が見にくい 近くのものにピントが合いにくい 高齢者や車いす使用者の視線の高さは低い 聞こえない 高い音や小さい音が聞きとりにくい 火災等の緊急時に危険を察知しにくい |
識別しやすい表示・表現
見て、聞いて、触って確実に認識できること |
・情報の表現手段は複数用意する ・操作部は識別しやすくする ・文字や図などは見やすく(大きさとコントラスト) ・配色、色数を適切に(色に頼った表示になってないか) ・表示する情報量は適切に ・報知音や音声ガイダンスは聞き取りやすく |
どんな問題点があるのか |
基本配慮項目 |
UD-Checker(抜粋) |
||
|---|---|---|---|---|
細かい動作や素早い動作ができない 両手を使わないと使えない 手の届く範囲が限られる。高いところや低いところに手が届かない かがんだ姿勢での長時間作業が困難 バランス感覚が弱く、姿勢が不安定 |
楽な姿勢・身体的負荷への配慮
からだに負担をかけずに無理なく使えること |
・無理のない力で操作できる ・持ち運びや設置に対する配慮 ・製品あるいは身体を確実に保持できるよう配慮する ・大まかな動作で操作できる、素早い動作を必要としない ・片手で、かつ左右どちらの手でも使える ・身体寸法の大小にかかわらず、使いやすい ・負担のかかる姿勢や長時間同じ姿勢を強いない ・車いす使用でも楽に使えるように配慮する |
||
消し忘れを起こしやすい 準備や後片付け、メンテナンスが大変 |
安全性と利便性の追求
安全性と新たな利便性追求は開発の大前提 |
・誤操作防止への配慮 ・誤操作した時ややり直したい時に容易に復帰できる ・危険防止への配慮 ・準備や後片付けのしやすさ、収納性への配慮 |
||
使う人の気持ちに配慮
「持ってうれしい、使って楽しい」を忘れずに |
・製品としての完成度、魅力はありますか? ・入手・利用が容易ですか? ・価格は妥当ですか? ・長く使えるように配慮されていますか? ・不便さが解消されたり、省力化になりますか? |
5.ユニバーサルデザイン開発のプロセス