2023年09月07日
【広報発表】「ヒトの脳サイズの撮像が可能な「磁気粒子イメージング装置」を開発」の広報発表を行いました。
1kHz以下の低周波でもヒトの脳サイズの領域の磁気粒子を高感度に撮像でき、電源装置の大型化を抑えた「磁気粒子イメージング装置」を世界で初めて※1開発しました。この装置を用いて、アルツハイマー病の原因物質とされるアミロイドβ※2に結合する磁気粒子を撮像することで、アミロイドβの蓄積量とその分布を測定でき、アルツハイマー病発症前の画像検査の実現に向け大きく前進します。
開発成果の詳細は、チェコで9月5日から9月9日まで開催された「WMIC(World Molecular Imaging Congress)」で発表し、高い評価を得ました。
本件は、岡山大学、大阪大学との共同発表で、AMEDの「医療機器等研究成果展開事業」の支援によって開発した成果です。
※12023年9月7日現在。三菱電機調べ
※2脳内で作られるたんぱく質の一種。脳内に蓄積されることで脳の認知機能の低下につながるとされる
ニュースリリース 2023年09月07日
ヒトの脳サイズの撮像が可能な「磁気粒子イメージング装置」を開発(PDF:1.1MB)