三菱エレベーター②「リニューアル」
*1 電力供給契約に関する契約条件等により、異なります。
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今回はエレベーターのリニューアル(古いものを新しいものに交換すること)のお話ですね。たしかに古いエレベーターって、かごを吊っているロープが劣化していないか、ちょっと心配. . . 😨。
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三菱エレベーターは万が一に備えて3~6本のロープでかごを吊っているんじゃ。積載量が大きかったり、速度が速い特注のエレベーターには、9本のロープで吊っているものもあるぞ。ロープは定期的な点検とメンテナンスを実施していれば、万全の状態が維持されているから心配無用じゃ。
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安心しました! でも、そこまでメンテナンスをしっかりしているのであれば、リニューアルする必要があるのでしょうか。
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エレベーターの主要な装置の耐用年数は概ね20年(*2)とされているが、長く使用していると、適切なメンテナンスをしていても故障や劣化は避けられんのじゃ。
*2 出典 一般社団法人 日本エレベーター協会。なお、税法上の減価償却資産としての耐用年数は17年。
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そういうことでしたか。いつも安心して利用できるようにするためにリニューアルはどうしても必要になってくるんですね。
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エレベーターの安全基準なども年々変化しておる。バリアフリーや地震対策などのニーズに対応することも重要じゃ。
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そのとおりじゃ。エレベーターの利用者だけでなく、ビルのオーナーなどの管理者にとっても、リニューアルすることによる利点はあるぞ。その一つが電気代の削減じゃ。
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なんとなくわかるような気がします。例えばエアコンは20年前に比べ、だいぶ省エネになりましたからね。エレベーターはどのくらい省エネになるのですか。
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電気代の削減効果が大きいのは、「油圧式」のエレベーターを最近の主流の「ロープ式(ロープで吊り下げる方式)」にリニューアルすることじゃ。これにより、電気代を約1/3にまで(*1)減らすことができることもあるそうじゃ。
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すご~い! でもそれならば最初から「ロープ式」を設置すればよかったのではないでしょうか。
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「油圧式」は、「ロープ式」にくらべて電気代がかかるが、昇降路の上の機械室が不要という利点があったんじゃ。
でも最近は「ロープ式」でも機械室は不要なので、「油圧式」から「ロープ式」へのリニューアルがおススメじゃ。こんな感じじゃ。
音声なし。再生時間:1分3秒
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機械室が不要な「ロープ式」といえば、“AXIEZ”ですね! エレベーターのリニューアル、どんどん進むといいですね。昇降機事業を運営するMEBS(三菱電機ビルソリューションズ)ではどれくらいの数のリニューアルを手がけているのですか。
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日本で年間4,000台程度で、これまでの累計は約8万台じゃ。全国8カ所の情報センター、約280カ所のサービス拠点、約100万点の部品在庫、そして約6,000人ものエンジニアを抱えるMEBSの体制のもと、その後のフォローも万全じゃ。
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そういえば、私が住んでいるマンションのエレベーターもちょっと古そうなので、MEBSにリニューアルしてもらえないかしら. . . 😊。でもリニューアル工事中は、昼夜問わずにずーっとエレベーターが使えないのを我慢しなくちゃならないんですよね。
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エレベーターのタイプにもよるが、MEBSのリニューアルソリューション “Elemotion+[ZERO](*3)”であれば、工事を昼間だけにして夜間は使えるようにしたりして、個別の事情やニーズに合わせて工事期間を設定することができるぞ。
*3 この工法が適用できるかは、事前に調査が必要です。
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それ、絶対イイ~。あまり不便を感じることなく、いつの間にかリニューアルが終わって、エレベーターがより安心・安全で快適になっているなんて、すご~い。
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丸一日エレベーターを止めることなく、一定の利用時間を確保しながらのエレベーターリニューアルはMEBSが先駆けじゃ。その他、エレベーターの現状に応じた必要最低限な機器だけのリニューアルも、一度にかかるコストが抑えられるとともに、一部機器を流用することで廃棄物の排出を抑え、環境への負担を軽減できると好評じゃ。
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利用者にとっても、管理者にとってもMEBSのリニューアルは頼もしいですね。
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そうじゃ。MEBSは技術や体制は言うまでもなく、三菱エレベーターを一番よく知っているということがポイントじゃ。だからこそ最適な提案ができ、スムーズな工事ができる。実績豊富なMEBSのリニューアルには理由ある、ということじゃ。
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博士、、、寒い!? 😊。
三菱エレベーターリニューアル “Elemotion+”
高度なリニューアル技術で、最新のエレベーターへ
三菱エレベーターリニューアル約80,000台の豊富な実績とノウハウで、独自の高度な技術を確立。これまでの「エレベーターをまるごと取り替えるリニューアル」だけでなく、「必要最低限の機器だけを小分けに取り替えるリニューアル」を実現しました。
使えない日は最小限で、一度にかかるコストを抑えたリニューアルをご採用頂くことができます。三菱電機ビルソリューションズがお届けする一歩先ゆくリニューアルで、「安全・安心」「高性能・高機能」「快適」な最新のエレベーターを提供します。
三菱電機ビルソリューションズの対応力を結集したフォロー体制の提供
全国8ヵ所の情報センター
エレベーターにトラブルが発生した場合、全国8ヵ所に設置した「情報センター」が、故障信号やお客様からの電話に対応します。
約280ヵ所のサービス拠点
全国約280ヵ所にサービス拠点を完備。24時間・365日体制でエレベーターの早期復旧を可能にしています。
約100万点の部品在庫
トラブル時の早期復旧時に不可欠な、約100万点にも及ぶ純正部品を保管・管理。迅速な供給を可能にしています。
約6,000人のエンジニア
エレベーターに精通した約6,000人のエンジニアがメンテナンスにあたります。
エレベーターの耐用年数とリニューアルの必要性
長期間使用されているエレベーターは、適切なメンテナンスをしていても故障や劣化は避けられません。エレベーターの税法上の減価償却資産としての耐用年数は17年ですが、長期間経過した場合、メンテナンスだけでは防げない問題も起こってきます。さらに安全基準なども年々変化しています。バリアフリーや地震対策などのニーズに対応することも重要です。