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水平線の上に姿を現した満月です。太陽が西の地平線に沈むころ満月は東の空に昇り始めます。そのため太陽と月を同時に望むことができるので、満月のことを「望(ぼう)」とか「望月(もちづき)」といいます。満月の翌日(陰暦十六日の夜の月)を「十六夜(いざよい)の月」といいますが、既に「望」は終わっているので「既望(きぼう)」ともいいます。海に映る月光を写すため露出を長めにしました。 (80ミリF2.8 ISO400 露出15秒) |
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月がありながら夜が明けてくることを「有明け」といい、その月を「有明けの月」、「有明け月夜」、「朝月夜」、「残月」などといいます。また夜が更けいって明け方近くになるときを「暁降(あかときくだち)」といい、月のかかっているその時分を「暁月夜(あかときづくよ)」、月がない明け方を「暁闇(あかときやみ)」といいます。下弦を少し過ぎた月齢24の月と明け方の情景を写すため、広角レンズで長めの露出をかけてみました。 |
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日の出前、空がうす明るくなるころを「薄明」(日没後のうす明かりも薄明)といい、同じように夜がしらじら明けるころを「明け初(そ)める」、「朝明け」、「東雲(しののめ)」「曙」、「黎明(れいめい)」などの言葉があります。そのころ東の空に昇り始めるのが三日月そっくりの月齢27の月で、欠け方は三日月と反対になります。夜明け前の空は夕方より透明感があります。 (200ミリF2.8 ISO50 露出15分の1秒) |